湊かなえ作品4冊が100万部突破、偉業を記念したフェアを書店で開催
人気作家・湊かなえの作品が次々とミリオンセラーを達成している。2014年8月に刊行された『Nのために』が文庫単独で100万部を突破し、『告白』の300万部、『少女』の120万部、『夜行観覧車』の100万部に続き、双葉文庫の著者作品では4点目のミリオンセラーとなった。
この偉業を記念して、双葉社は「読めばミリオンセラーの理由がわかる!湊かなえ100万部フェア」を開催する。『少女』『夜行観覧車』『Nのために』の3作品を中心に、10月下旬より一部書店店頭でフェアを展開。また、双葉社文芸総合サイトCOLORFULでも大ボリュームの試し読みを公開する予定だ。
『少女』は、親友の自殺を目撃したという転校生の告白に衝撃を受けた由紀と敦子が、「人が死ぬのを見てみたい」という衝動に駆られる物語。『夜行観覧車』は、父親が被害者で母親が加害者という、高級住宅地に住むエリート一家で起きたセンセーショナルな事件を描いた衝撃の「家族」小説。『Nのために』は、超高層マンション「スカイローズガーデン」の一室で発見された野口夫妻の変死体をめぐる、著者初の純愛ミステリーだ。
湊かなえは1973年広島県生まれ。2008年『告白』でデビューし、「2008年週刊文春ミステリーベスト10」第1位、2009年本屋大賞を受賞。2014年にはアメリカ「ウォール・ストリート・ジャーナル」紙のミステリーベスト10に、2015年には全米図書館協会アレックス賞に選ばれるなど、国内外で高い評価を得ている。