藤原慎也、世界ラリーレイド選手権で完走
藤原慎也が世界ラリーレイド選手権「モロッコ大会」に初参戦し、見事完走を果たした。この結果、「2026 ダカール・ラリー」の参戦権を獲得した。藤原は5日間でトータル2,468kmを23時間52分で走破し、イタリアの老舗バイクメーカーFANTICのファクトリーサポートを受けた。
モロッコ・ラリーは10月6日にマラケシュでの「プロローグ」からスタートし、その後ザゴラに移動して本格的な5日間のラリーが始まった。ハイライトはステージ3で到達するメルズーガ砂丘群で、高さ160mを越えるデューンを越えていくダイナミックなラリーが展開された。
藤原は前半、タブレットの不調や設定ミス、燃料系の不調によるガス欠、転倒による負傷、前転しスクリーンが大破するほどの大転倒等のトラブルに見舞われたが、乗り越えてフィニッシュした。内臓のケアの重要性やナビゲーションスキルの向上の必要性を感じたという。
藤原慎也 Road to ダカール・ラリープロジェクト(SMRP)は、「2026 ダカール・ラリー」での完走を目指す3ヵ年計画だ。6月にオーストリアで開催された「FIM Red Bull Erzbergrodeo」に参戦し、国内でのレース出場やトレーニングを積んできた。今後は、国内外での大会参戦、トレーニングを予定している。