神戸阪急で陶芸家・著述家の葉山有樹氏による初個展が10月14日から開催へ
神戸阪急は、本館9階催場において美術催事「千年の華 葉山有樹展」を2026年10月14日(水)から10月19日(月)まで開催します。伝統の肥前磁器・有田焼の技術を礎としながら超絶技巧で世界的に高い評価を受ける陶芸家・著述家、葉山有樹氏の神戸阪急における初個展となります。会場では壮大な神話や歴史、哲学が込められた磁器作品をはじめ、壺・陶額・香炉・香水瓶など約40点の作品が一堂に展観されます。
超細密技巧と物語性を融合した作品世界
本展のテーマは「千年の華」で、人の持つ普遍の祈りや長い歴史から学んだ精神を「千年咲き続ける華」として表現し、未来へ伝えたい普遍の願いを土と炎で制作しています。
葉山有樹氏の作品には、下書き無しのフリーハンドで0.1mm以下の極細線を描き出し、72色もの色彩表現を可能にした驚異的な超細密絵付けの特徴があります。また、古代エジプトやギリシャ神話、四大文明など世界の歴史や文様を研究して自ら小説や詩を執筆し、その物語を記録する媒体として磁器を位置づけています。日用品の器の枠を超え、立体的な美術品や建築スケールへの展開など、工芸と現代アートの境界を溶かす作品が生み出されています。
主な展示作品

会場に展示される主な作品は以下の通りです。

- 万花彩 Ornament(高さ12.5×幅61.4×奥行13.9㎝)
伝統のツール・和絵具を用いて、大自然の木の実や花々の神秘的な色彩と美を細密に再現した代表的作品。
- 青花龍波濤文壺(高さ26.2×径24.1㎝)
天然酸化コバルトを精製した独自の呉須一色で描きあげた双龍は、古代の神話を基に制作された作品。
- 正倉院鳳獣文壺(高さ38.1×径38㎝)
シルクロードを通じた東西文明の交流を象徴する唐草文や鳳凰、神獣を壮大に描いた作品。
- 創世神話の神々壺(高さ38.8×径25.4㎝)
四大文明を表現したシリーズの中で、古代エジプト文明を象徴する代表的な作品。
- 金彩緑鳳凰唐草文 WineGrass(高さ20.8×径9.5㎝)
優雅な姿のグラスに描いた繁栄の唐草文様を背景に、純金を盛り上げて描いた鳳凰の姿を中心に配した作品。


会期中には作家本人によるイベントも予定されています。10月17日(土)午後2時からは約30分間、葉山有樹氏と阪急阪神百貨店アートコンサルタントの野入昭吾氏によるギャラリートークが実施され、作品解説と作陶への思いが語られます。また、10月16日(金)から18日(日)には作家の在廊も予定されています(都合により変更となる場合があります)。

開催概要は以下の通りです。

- タイトル:千年の華 葉山有樹展
- 会期:2026年10月14日(水)~10月19日(月)
- 時間:午前10時~午後8時 ※最終日は午後5時閉場
- 場所:神戸阪急 本館9階催場
- 展示作品:壺、陶額、香炉、洋杯、香水瓶など約40点

葉山有樹氏のプロフィール

葉山有樹(はやまゆうき)氏は1961年、佐賀県有田町生まれ。15歳で地元の窯元に入り技を磨き、23歳で起業しました。肥前陶磁400年の伝統を受け継ぎつつ、極限の超細密描写と自ら執筆する壮大な物語を融合させた独自のスタイルを確立しています。金沢21世紀美術館やフィンランド・デザインミュージアムなど国内外の美術館に作品が収蔵されています。
本記事は神戸阪急の発表をもとに作成されています。

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