永井紗耶子の最新作長崎出島かれいどすこうぷが新潮社から発売
2023年に『木挽町のあだ討ち』で山本周五郎賞と直木賞を受賞した永井紗耶子氏の最新作『長崎出島かれいどすこうぷ』が、新潮社より発売された。
本作は、文化文政期の長崎出島を舞台に、母の死の真相を追う青年の姿を描いた時代小説となっている。
出島の掟と禁忌に迫る謎解きストーリー
物語の舞台は、文化文政期において幕府の許可なしに出入りのできない孤島・出島。オランダ船との取引を許されていた井福屋の手代・光太は、念願の内通詞(通訳)となる。
遊女だった光太の母は幼少期に出島で不審死を遂げており、光太は内通詞として出島に入ることでその死の真相を探ろうとする。しかし、井福屋の若旦那や内通詞の先輩は商売以外への深入りを嫌がり、出島で知り合った遊女やオランダ商館使用人も何かを隠している気配を見せる。厳しい掟や矛盾に阻まれながら、光太が真実に迫る姿を描く。
著者・永井紗耶子氏のコメント

刊行にあたり、著者の永井紗耶子氏は「世界の中の日本を、改めて考えてみたいと思って書いた小説です。江戸時代の長崎出島にタイムスリップして、主人公の光太と共に謎を追いつつ、見る者の立場や角度によって姿を変える、万華鏡(かれいどすこうぷ)のような町を楽しんでいただけたら幸いです」とコメントを寄せている。
著者紹介と書籍データ
著者の永井紗耶子氏は1977年、神奈川県出身。慶應義塾大学文学部卒。新聞記者を経てフリーランスライターとなり、2010年に『絡繰り心中』で小学館文庫小説賞を受賞しデビューした。2020年刊行の『商う狼 江戸商人 杉本茂十郎』で細谷正充賞、本屋が選ぶ時代小説大賞、2021年に新田次郎文学賞を受賞。2023年には『木挽町のあだ討ち』で山本周五郎賞、直木賞を受賞している。
刊行された書籍の概要は以下の通り。
- タイトル:長崎出島かれいどすこうぷ
- 著者名:永井紗耶子
- 発売日:2026年9月30日(水)
- 造本:四六判ハードカバー
- 定価:(税込)2,200円
- ISBN:978-4-10-352024-5
- URL:https://www.shinchosha.co.jp/book/352024/
本記事は新潮社の発表をもとに作成されています。
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