日本規格協会がISO 9001最新版の販売開始 入門書も10月発行へ
一般財団法人日本規格協会は、9月16日(水)に『ISO 9001:2026品質マネジメントシステム-要求事項』の販売を開始した。さらに、同規格の基本知識を解説する入門書『やさしいISO 9001:2026品質マネジメントシステム入門』を10月22日(木)に発行する。
ISO 9001の2026年版における主な変更点
品質マネジメントシステム(QMS)に関する国際規格であるISO 9001は、組織が一貫した品質の製品やサービスを提供し、効率を改善しながら顧客や規制の期待に応えるためのフレームワークを提供する。
2026年版では「リスク」と「機会」が明確に分離され、リーダーシップ、品質文化、倫理的行動により大きな重点が置かれている。また、規格内で使用される用語や要求事項の意図を明確にして曖昧さや誤解を防ぐ新附属書(附属書A)が追加され、初めて利用する組織や中小企業が使いやすいよう配慮された。全体的な構成も見直され、より読みやすい構造になっている。

実践的な入門書を10月22日に発行
10月22日(木)に発行予定の『やさしいISO 9001:2026品質マネジメントシステム入門』は、顧客満足の向上や買い手への安心感の提供といった本来の目的を実現し、組織に役立つ道具として使いこなすための実践的な入門・活用書となっている。

本書は全7章で構成され、豊富な事例を交えた解説や運用のヒント、自社での議論を深める問いかけコーナーなどを収録する。QMSの基礎や改訂の経緯、疑問を解消するQ&A、内部監査や認証制度、図表による構築・改善ポイント、経営に役立つシステム構築までを網羅している。
規格改訂の解説書や説明会も展開
関連書籍として、11年ぶりとなる改訂に対応した解説書『ISO 9001:2026 規格改訂のポイント』も展開されている。本書はFDIS(最終国際規格案)に基づき発行されたもので、最終的なIS(国際規格)およびJIS(日本産業規格)とは表現などが異なる可能性があるとしている。

また、2026年10月27日(火)の13:30から16:30にかけて「ISO 9001規格改訂説明会」が開催される。講師には株式会社テクノファ 代表取締役でISO/TC 176/SC 2/WG 29 日本代表エキスパートの須田 晋介 氏が登壇し、2015年版との主な変更点や策定に向けた議論の内容について解説する。
関連規格と日本規格協会の概要

関連する国際規格として、2026-05-27発行の『ISO 9000:2026 品質マネジメント-基本及び用語』や『ISO 19011:2026 マネジメントシステム監査のための指針』なども取り扱われている。
- 組織名:一般財団法人日本規格協会
- 本部:東京都港区
- 理事長:朝日弘
- 設立:1945年12月
- 主な事業内容:JIS、国際規格(ISO・IEC規格)、JSA規格の開発、JIS規格票の発行と販売、国際規格・海外規格の頒布、セミナーの提供、マネジメントシステムの審査登録、各種サービス認証、マネジメントシステム審査員などの資格登録、品質管理検定(QC検定)など

本記事は一般財団法人日本規格協会の発表をもとに作成。
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