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タスカジ、NEDOのSBIR推進プログラムに採択 在宅支援向けAIアプリ開発へ

株式会社タスカジは、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が実施する「ディープテック・スタートアップ支援基金/SBIR推進プログラム(2026年度一気通貫型)フェーズ1」に採択されました。研究開発テーマは「在宅支援向けAI家事判断支援アプリの開発」です。同社が蓄積した約100万件の家事支援実績データを活用し、訪問介護や在宅生活支援の現場で利用可能なAIモデルの構築を目指します。

約100万件の実績データを活用したAI判断モデルの構築

本事業では、家事代行マッチングプラットフォームの運営を通じて蓄積された約100万件の家事支援実績データを「判断ナレッジ」として構造化します。掃除や料理、整理収納などを担うハウスキーパー「タスカジさん」が現場で行っている、家庭ごとの要望や間取り、使用可能な道具に応じた作業の組み立て手順をAIが参照できる形に整理し、在宅支援向けAI家事判断モデルを構築します。

開発されるスマートフォン・タブレット向けAIアプリは、訪問支援者が限られた時間内で作業内容や優先順位を判断する際の後押しを目的としています。なお、対象は非医療の家事・生活周辺支援に限定されており、医療判断や診断、身体介護の判断は行いません。また、本事業は研究開発事業であり、現在提供されているサービス内容に変更はないとしています。

訪問介護現場における判断負荷の軽減を目指す

在宅介護の現場では、訪問介護人材の不足により掃除や洗濯、調理、買い物などの生活援助を十分に受けられないケースが生じています。生活援助では、利用者の状態や住環境、家族の状況、介護保険上の提供範囲、安全面を考慮した上で、何をどの順番でどこまで行うかを短時間で判断する必要があります。

従来は支援者の経験に頼った暗黙的な判断が行われており、経験の浅い支援者にとって負荷が高いことが、担い手の確保と支援品質の安定を両立する上での課題となっていました。同社は、これまでに蓄積した依頼データやレビュー、品質評価をAIで活用することで、経験の浅い支援者でも一定の品質で生活援助を実行できるよう支援することを目指しています。

概念実証を通じてアプリ開発を推進

採択されたフェーズ1では、概念実証(PoC)を通じて判断支援プロセスの有効性を検証し、現場で利用可能なアプリケーションの開発へとつなげる計画です。

株式会社タスカジ代表取締役の和田幸子氏は「生活援助の本質は、作業ではなく判断にあります」とした上で、経験の浅い支援者の負担軽減や、将来的なフィジカルAIへの判断基盤の引き継ぎを見据え、本事業に取り組む意向を示しています。

株式会社タスカジ 会社概要

  • 所在地:東京都港区虎ノ門1-10-5 KDX虎ノ門一丁目ビル 11階(WeWork KDX虎ノ門1丁目 内)
  • 代表者:代表取締役CEO 和田幸子
  • 設立:2013年11月
  • 事業内容:家事代行マッチングサービス「タスカジ」、法人向けソリューション事業「タスカジ研究所」
  • URL:https://corp.taskaji.jp

本記事は株式会社タスカジの発表をもとに作成しています。

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