株式会社ソラジマ、インドネシアの漫画制作会社に1億円出資

株式会社ソラジマは、インドネシアの漫画制作スタジオであるKisai Entertainment社に対し、総額1億円の出資を行い、資本業務提携契約を締結したと発表した。

ソラジマは、「今世紀を代表するコンテンツを創る」をミッションに掲げ、オリジナルの縦読み漫画(Webtoon)の企画・制作を行っている。現在、国内最大級の90作品以上を配信しており、韓国をはじめとする世界11カ国に進出している。2023年には約10億円の資金調達を発表し、地上波ドラマ化やアニメ化などのメディアミックス展開も順調に進んでいる。

一方、Kisai Entertainment社は、インドネシアを代表するWebtoon制作会社だ。東南アジア全域から集まった400人以上の優れたクリエイターを擁し、高いクオリティの作品を提供している。ソラジマ作品の線画や着彩、背景、仕上げ工程を担当しており、ピッコマで8000万いいねを超えた「最強の王様、二度目の人生は何をする?」、LINEマンガで初日総合1位を達成した「2周目の大魔導士は近接魔法で無双する」など、多数のヒット作品を共に生み出してきた。

今回の資本業務提携により、両社はより強固な関係を築き、お互いの強みを掛け合わせることで、よりハイクオリティな作品を次々とリリースしていく予定だ。具体的には、ソラジマが培ってきた作家や漫画原作者とのネットワークや漫画制作知見と、Kisai Entertainment社の強みであるプロジェクト進行能力、そしてインドネシアの優秀なクリエイターたちの力を掛け合わせることで、魅力的なコンテンツの創出を目指す。

また、ソラジマはKisai Entertainment社へ1億円の出資を実施。これによりKisai Entertainment社は事業を拡大し、確保したリソースをソラジマの作品制作に還元することで、両社が互いに成長しあう関係を築いていく。

さらに、「ファーストルック契約」によって、Kisai Entertainment社が抱えるクリエイターを優先的に指名できる権利を獲得。優秀なクリエイターとマッチする企画を選定し、作品化することで、クリエイターの才能を最大限に活かしたコンテンツ制作を行う。

10月9日にはインドネシアにて、Kisai Entertainment社と出資企業であるソラジマ・PT Anjary Jaya Rayaの3社で記者会見を開催。観光クリエイティブエコノミー大臣からビデオメッセージが届くなど、同国内でも注目される会見となった。

今後、両社は互いの強みを活かし、より魅力的なコンテンツを生み出していくことが期待される。

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