道の駅「明治の森・黒磯」リニューアル

栃木県那須塩原市にある道の駅「明治の森・黒磯」が、2024年4月26日にリニューアルオープンする。那須塩原市役所が発表した情報によると、この道の駅は「食」と「農」そして「観光」の新たな発信拠点として生まれ変わるという。

リニューアル後の施設には、直売所「明治の森マーケット」、レストラン「明治の森ダイニング」、「明治の森ミルクスタンド」、多目的スペース「明治の森コミュニティ」、工房「明治の森クラフト」などが設けられる。一部の施設は後日オープン予定だ。

直売所では、採れたての新鮮野菜や、地元の生乳から作ったソフトクリームや発酵バターを生かした焼き菓子など、ここでしか味わえない食の魅力が満載だ。レストランでは、那須塩原市産の経産牛(出産を終えた雌牛)や季節の野菜を使ったメニューを提供する。

那須塩原市と姉妹都市であるオーストリア国リンツ市の伝統菓子「リンツァートルテ」も販売される予定だ。

道の駅「明治の森・黒磯」がある青木地区は、那須塩原市の中でも特に酪農が盛んな場所。生産者の想いがこもった新鮮な農産物の販売と、酪農の価値を高める取り組みとして地元の生乳を使った商品開発を行うという。

施設のロゴマークは、那須塩原を象徴する「那須五峰」をモチーフにデザインされている。運営は、行政、酪農、農業、金融及び商工分野の合計10団体が出資をした官民共同企業体の株式会社明治の森市場が担う。

那須塩原市は、「持続可能なまち那須塩原市」の構築に向け、この道の駅を「魅力ある商品づくり」、「新しい農業づくり」、「特色のある観光づくり」、さらには「人と人との繋がりを創出する拠点」として位置づけ、地域の活性化を目指している。