TSUNAGUなど3者、経産省「未来の教室」実証事業に採択 九州で人材育成基盤構築へ
一般社団法人TSUNAGU、株式会社アルファドライブ、一般財団法人地域・教育魅力化プラットフォームの3者によるコンソーシアムが、経済産業省 令和8年度「学びと社会の在り方改革推進事業(「未来の教室」実証事業)」における九州ブロックの実証事業者に採択されました。福岡県を先導モデルとして、企業と大学・高校が中長期で人材を育てる「協働人材育成基盤」と、運営を担う独立コーディネート組織「EDC(Education Directive Council)」の組成に取り組みます。採択公表日は2026年9月1日です。
育成によりパイを育てる構造への転換を目指す背景
九州では、北部の自動車・半導体・航空宇宙・造船のサプライチェーンから南部の農業・食品加工まで県ごとに異なる産業構造を持っています。多様な産業を支える実践知を持つ人材の重要性が高まる一方、個社単位での採用や育成のみでは人材課題への対応が難しくなっています。特にサプライチェーンを支える中堅・中小企業の人材流出への危機感を背景に、企業間の採用競争から脱し、企業や産業の垣根を越えて経験や知見を循環させる仕組みが求められています。本事業は、採用でパイを奪い合う構造から育成でパイを育てる構造への転換を目的に、地域単位で企業と教育機関が実践知を育む基盤づくりを行います。

実証期間中の主な取り組み

2026年8月から2027年2月にかけて、以下の取り組みを進めます。
- 学内協働人材育成基盤の構築(福岡県):企業からの実務家教員派遣、企業と協働したカリキュラム設計
- 学外協働人材育成基盤の構築(福岡県・佐賀県):北九州のものづくり企業と学生によるプロダクト開発や、佐賀での地元企業のデジタル改革プロジェクトなど、企業人と学生が混じる「共創プログラム」の組成・運営
- 「預かり基金」の仕組み構築(福岡県):企業の参画メリットを整理し、自走可能な資金循環モデルを設計
- 他地域展開の可能性実証(鹿児島県):地方銀行・企業を軸にしたアンカー企業とキーパーソンの掘り起こし。「地域みらい留学」ネットワークを活用

これらを通じて福岡県で先導モデルとなる「福岡県EDC」を組成し、佐賀県では公益財団法人佐賀未来創造基金等を核とした体制整備、鹿児島県では関係者の洗い出しを進め、九州各県への横展開と全国への発信を行います。

本事業の推進にあたり、参画団体はそれぞれの強みを活かした役割を担います。

- 一般社団法人TSUNAGU:全体統括、福岡エコシステム組成、プログラムの企画・運営
- 株式会社アルファドライブ:企業参画の開拓と基金拠出の働きかけ、PBLメンター支援、AlphaDriveグループのメディア「Ambitions」による情報発信
- 一般財団法人地域・教育魅力化プラットフォーム:高校等との連携、九州ブロック連携先の開拓
- 再委託(合同会社COCRI):佐賀県実証
一般社団法人TSUNAGU代表理事の丹羽雅也氏は、企業と学校をつなぐ役割を独立した組織として形にし、産業構造に合った協働の型を九州から示すとしています。また、株式会社アルファドライブ執行役員/アルファドライブ地域経済研究所所長の宇都宮竜司氏は、事業づくりの過程を育成の場とし資金循環まで設計する方針を示し、一般財団法人地域・教育魅力化プラットフォーム代表理事の岩本悠氏は、鹿児島県を起点に企業と高校が資金と人の循環を生む仕組みづくりに取り組むとしています。
今後の展開
実証期間中に福岡県EDCの体制と資金モデルを確立し、来年度以降に佐賀県でのEDC組成、鹿児島県での連携拡大へ段階的に展開する計画です。本事業の取り組みは、2026年11月発刊予定の「Ambitions REGION」第2号でも紹介される予定です。
団体概要
一般社団法人TSUNAGU
- 代表:丹羽雅也(代表理事)
- 所在地:福岡県北九州市小倉北区魚町1-1-9
- URL:https://tsunagu-sep.org/
株式会社アルファドライブ
- 代表:麻生要一(代表取締役社長 兼 CEO/CAXO)
- 所在地:東京都千代田区永田町2-17-3 来栖ビル1F
- URL:https://alphadrive.co.jp/
一般財団法人地域・教育魅力化プラットフォーム
- 代表:岩本悠(代表理事)
- 所在地:島根県松江市東本町2-25-6
- URL:https://supporter.c-platform.or.jp/
本記事は一般社団法人TSUNAGU、株式会社アルファドライブ、一般財団法人地域・教育魅力化プラットフォームの発表をもとに作成されています。
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