篠原欣子記念財団が現場領域の研究助成を開始へ 1件最大300万円
一般財団法人 篠原欣子記念財団(しのはら財団)は、日本の社会基盤や経済を最前線で支える「フロントライン(現場)」領域における生産性向上および労働環境改善を目指す「2026-2027(第3期)研究助成プログラム」の募集を2026年9月18日(金)より開始します。
少子高齢化に伴う深刻な人手不足や社会インフラ維持の懸念に対し、現場で生じている実質的な課題解決に挑む調査・研究を重点対象として公募します。助成金額は1件あたり300,000円から3,000,000円で、日本国内の研究機関等に所属する個人または団体を対象としています。
募集の背景と目的
少子高齢化の急速な進展に伴う人手不足や社会インフラ維持への懸念を背景に、現場を支える「フロントラインワーカー」の重要性が高まっています。しのはら財団は「人々の可能性や幸せ=Well-beingの最大化」をミッションに掲げ、AIをはじめとする最先端テクノロジーの利活用と人間の力を融合させた研究や実践を支援してきました。
第3期となる本プログラムでは、一次産業(農林水産業)、物流・輸送、基幹産業(製造・建設・設備点検整備・修繕)、医療・介護・看護・社会福祉などにおける調査・研究を重点対象とします。現場で働く人々の負担軽減や安全確保、持続可能なWell-beingの創出につながる研究成果の創出と社会還元を目指しています。
重点募集テーマの例
社会学、経営学、情報科学、工学、農学、医学、看護学など、多様な分野の研究者や実務家からの応募を受け付けています。公募される主なテーマ例は以下の通りです。
- 物流・サプライチェーン革新(2024年問題の克服):AI・データ活用による運行・配送ルート最適化、物流拠点での自動化技術導入による作業負荷軽減・安全確保
- 一次産業のスマート化と持続可能性:アグリテック・スマート林業等による熟練技能の自動化・技術承継、過酷・危険環境下のDX化
- 基幹産業・現場作業のDXと安全確保:設備点検(電気・ガス・水道等)、修繕、多能工等の作業負担軽減や安全対策、生成AI等を活用した業務プロセスの自動化
- 現場のはたらき方改革・経営改善(医療・介護・看護・福祉):現場におけるAI・ICT・RPA活用による定型業務削減・多職種連携推進、離職防止、ウェルビーイング向上・経営改善研究
- フロントラインワーカーの組織・キャリア研究:多様化する現場人材の定着・キャリア形成支援、ウェルビーイングと企業価値の相関分析
なお、福祉・介護現場における具体的な製品・試作品(プロトタイプ)開発やアイデア検証、またはスタートアップ・個人・18歳以下による挑戦については、同財団主催の「ケアテック・イノベーション・コンテスト 2026」の各部門が対象となっています。
募集概要と申請手続き
本プログラムの募集概要は以下の通りです。
- プログラム名称:2026-2027 研究助成
- 応募期間:2026年9月18日(金) ~ 2026年11月15日(日)23:59まで
- 助成対象:日本国内の大学および研究機関等において研究活動に従事している個人または団体
- 助成金額:1件あたり 300,000円 ~ 3,000,000円(5万円単位)
- 助成対象期間:合意書締結日 ~ 2028年3月31日
- 選考方法:外部有識者等で構成される選考委員会による書類審査およびオンライン面接審査
- 応募方法:助成金給付申請システム『Graain(グラーイン)』よりオンラインにて申請
- 特設サイト・応募要項:https://ysmf-res-grant.jp/
一般財団法人篠原欣子記念財団について
一般財団法人篠原欣子記念財団(しのはら財団)は、奨学金、助成金、研究支援等を通じて、年齢や立場を問わず社会課題の解決に取り組む人々を支援するとともに、AIやテクノロジーを活用した新たな社会の仕組みづくりに取り組んでいます。
- 名称:一般財団法人篠原欣子記念財団(しのはら財団)
- 代表理事:篠原 よしみ
- 設立:2014年2月
- 本社所在地:東京都新宿区西新宿1-6-1 新宿エルタワー6F
- 公式Webサイト:https://ysmf.or.jp/
本記事は一般財団法人 篠原欣子記念財団の発表をもとに作成しました。
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