110mハードル泉谷が開幕戦3位!パリ五輪日本代表内定

2024年4月21日、中国の福建省アモイで行われたトラック&フィールド種目の世界最高峰シリーズ「ダイヤモンドリーグ(DL)」の第1戦に、日本人選手4人が出場した。

男子110mハードルでは、昨年の世界選手権で日本勢初の決勝進出を果たした泉谷駿介(住友電工)が注目を集めた。泉谷は好スタートを決め序盤から先行したが、最後は米国勢との競り合いでリードできずに3位となった。それでも記録は13秒17と、パリ2024オリンピックの参加標準記録(13秒27)を上回り、日本代表内定を果たした。

泉谷駿介/Syunsuke Izumiya (JPN), AUGUST 21, 2023 – Athletics : World Athletics Championships Budapest 2023 Men’s 110mH Final at National Athletics Centre, Budapest, Hungary. (Photo by Naoki Morita/AFLO SPORT)

男子走高跳では、真野友博(九電工)が2m24をクリアし4位タイに入った。2m27には惜しくも届かなかったが、着実に前進している。

最終種目の男子100mには、桐生祥秀(日本生命)と和田遼(ミキハウス)が出場。桐生は10秒38の7位、和田は10秒31の5位だった。桐生は「初戦はスピードより、自分のレースが落ち着いてできるかどうかが目的。落ち着いてレースはできた」と及第点を与え、和田は「世界のトップ選手と走るとてもいい機会。今自分がどれぐらいで走れるかを知れる大会」と手応えを口にした。

桐生祥秀/Yoshihide Kiryu (JPN), SEPTEMBER 29, 2023 – Athletics : Men’s 100m Heat at Hangzhou Olympic Sports Centre Stadium during the 2022 China Hangzhou Asian Games in Hangzhou, China. (Photo by AFLO SPORT)

大会では、男子100mで2019年世界選手権覇者のクリスチャン・コールマン(米国)が10秒13で優勝。男子棒高跳では、アルマント・デュプランティス(スウェーデン)が6m24の世界新記録を樹立するなど、好記録が続出した。

1週間後の第2戦(中国・蘇州)には、泉谷、桐生、真野に加え、女子やり投の北口榛花(JAL)も今季初戦としてエントリー。各選手がパリ五輪に向けて挑戦を始めている。