高島屋、ウガンダブランドとリメイクウェア販売
高島屋は、アフリカ・ウガンダ共和国の新進気鋭ブランド「ブジガヒル」とコラボレーションし、「RETURN TO SENDER」プロジェクトを10月9日からスタートする。このプロジェクトでは、高島屋の店頭で顧客から提供された古着を、ブジガヒルのデザイナーが再デザインし、新たなリメイクウェアへとアップサイクルする取り組みだ。
ファッション産業は世界で2番目に環境を汚染する産業と言われており、先進国から大量に輸出された古着がアフリカで飽和状態となり、環境汚染や現地の繊維産業の弱体化につながっている。こうした状況を知ったブジガヒルのデザイナー、ボビー・コラド氏は、「RETURN TO SENDER」というコンセプトを掲げ、ウガンダに輸送されてくる古着を再デザインし、先進国へ返送・販売することで、衣料品廃棄による環境問題を世界に投げかけている。
高島屋では、顧客から提供された古着と、アフリカの古着をコラージュするように組み合わせてデザイナーが再デザイン。複数出来上がったリメイクウェアのうち、1点は服を提供した顧客へ渡し、もう1点は一般商品として店頭で販売する。
また、ブジガヒルのデザイナー、ボビー・コラド氏が来日し、横浜店と大阪店ではトークショーとリメイク受注会を実施する予定だ。世界のファッションシーンから注目を集めるブジガヒルの取り組みを、この機会に直接デザイナーから聞くことができる貴重な機会となる。
高島屋では、「TSUNAGU ACTION」と題したサステナブル活動に取り組んでおり、今回の「RETURN TO SENDER」プロジェクトもその一環だ。”地球と私たちの未来”を考えるきっかけとなる新たな商品や取り組みを通じて、次の世代へとつないでいく活動を続けている。