徳川美術館で特別展ときめく箱が2026年10月8日から開催へ
徳川美術館は、2026年10月8日から11月15日まで、特別展「ときめく箱」を開催します。
古代から現代にいたるまで人々の生活や信仰、芸術に関わってきた箱に着目し、作品の裏方として重要な役割を担ってきた箱を主役として取り上げます。作品とともに伝えられてきた箱の機能や美しさを紹介する構成となっています。
箱の歴史と技術の歩み

箱の歴史は、植物の蔓や茎、皮などを編んだ先史時代の籠に遡ります。日本では、弥生時代から古墳時代にかけての木棺や石棺に四角い箱の古い例が見られ、平安時代以降は工具と技術の発達に伴って木板を用いた箱が多様に展開しました。
現代の日本で広く使われる桐箱は、大きな木材を縦に挽き割る大鋸や、表面を平らに仕上げる台鉋の普及を背景に、16世紀頃に誕生しました。展示では、箱の変遷を通じて日本のものづくりの歩みもたどります。



護る役割と持ち主の美意識




箱は中身を傷や汚れから護る実用性だけでなく、整理や運搬に役立ち、中身が特別なものであることを示すなど多様な役割を担ってきました。信仰の対象となる宝物を収める箱には、その神聖性を視覚的に示す荘厳の役割として蒔絵などの華麗な装飾が施されました。また、蓋の表裏などに記された「箱書」は品物の由緒や伝来を伝えています。

さらに、大切な品のために形や素材、意匠に心をくだいて誂えられた箱には、持ち主の好みや鑑識眼が表れています。近代には箱そのものも鑑賞の対象となり、厳選された木材や職人による仕事、紐のあしらいなど、細部の美しさも見どころとなります。

関連イベント
会期中には学芸員による講座が予定されています。
- 名称:土曜講座「箱をひもとけば」
- 日程:2026年11月7日(土)
- 時間:午後1時30分~午後3時(開場:午後1時)
- 場所:徳川美術館 講堂
- 講師:徳川美術館 学芸員 加藤祥平
- 定員:100名(事前申し込みですでに満席、キャンセルが出た場合のみ当日先着で受付可能)
- 料金:聴講料1,000円・別途入館料要
展覧会概要
- 展覧会名称:特別展 ときめく箱
- 会期:2026年10月8日(木)~11月15日(日)
- 開館時間:10:00~17:00(最終入館は16:30)
- 休館日:月曜日(ただし10/12(月・祝)は開館、10/13(火)は休館)
- 会場:徳川美術館 本館展示室(〒461-0023 名古屋市東区徳川町1017)
- 料金:一般2,000円、大学生・高校生1,200円、中学生以下無料(※団体料金、高齢者割引はなし。障がい者の方と付き添い1名様は手帳のご提示で200円割引き)
- 主催:徳川美術館
本記事は徳川美術館の発表をもとに作成しています。
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