パラミタミュージアムで川端龍子の没後60年特別展が2026年10月より開催へ
三重県菰野町のパラミタミュージアムで、大正から昭和にかけて活躍した画家・川端龍子の没後60年を記念する特別展が開催されます。会期は2026年10月2日(金)から11月29日(日)までとなっています。

独自の色彩感覚と大きなスケールの作品で知られる画家の足跡を、数々の名作を通じて振り返る展覧会となります。
洋画から日本画へ転向した川端龍子の歩み
川端龍子は、洋画から日本画へ転向し、既存の枠にとらわれない作品を生み出した画家です。1885年に和歌山県に生まれ、幼少期に上京した龍子は、当初洋画家として活動していました。
その後、渡米時にボストン美術館で日本の古美術に触れたことを契機として、大正3(1914)年に日本画へと転向しました。在野の日本画団体「青龍社」を自ら立ち上げ、亡くなる直前まで筆を握り続けました。

会場芸術の理念に基づく作品群を展示
龍子は展覧会の鑑賞スタイルの変化を見抜き、「会場芸術」という理念のもとで大スケールの作品を発表してきたことで知られています。
本展では、高等小学校時代の習作から青龍展への出品作に至るまで多様な作品が公開される予定です。また、パラミタミュージアムが所蔵する龍子作品も併せて展示されます。
主な展示作品例は以下の通りです。
- 《龍巻》(昭和8年・第5回青龍展)
- 《草の実》(昭和6年)
- 《龍子垣》(昭和36年・第33回青龍展)
- 《孫悟空》(昭和37年・第34回青龍展)
- 《百子図》(昭和24年・第9回青々会展)
- 《夢》(昭和26年・第23回青龍展)、等
記念講演会やコンサートなどの関連イベント
会期中には、参加料無料(要入館券)の関連イベントとして記念講演会とコンサートが実施されます。
記念講演会「日本画家・川端龍子の会場芸術」
- 開催日:10月11日(日)午後2時〜3時30分
- 講師:木村拓也氏(大田区立龍子記念館副館長)
パラミタコンサート「音の色彩 ~歌とピアノが織りなすひととき~」
- 開催日:11月1日(日)午後2時〜3時
- 出演:天野彰子氏(ソプラノ)、佐野真氏(ピアノ)
展覧会の開催概要
- 展覧会名:没後60年 川端龍子 画人生涯筆一管(告知等では「没後60年 川端龍子 KAWABATA Ryushi」の表記もあり)
- 会期:2026年10月2日(金)~11月29日(日) ※会期中無休
- 開館時間:午前9時30分~午後5時30分(入館は午後5時まで)
- 会場:パラミタミュージアム(三重県三重郡菰野町大羽根園松ヶ枝町21-6)
- 入館料:一般1,000円(4枚セット券3,000円)、大学生800円、高校生500円、中学生以下無料
- 主催:公益財団法人岡田文化財団パラミタミュージアム
- 後援:中日新聞社、朝日新聞社、読売新聞社、三重テレビ放送
- 特別協力:大田区立龍子記念館
- 企画協力:株式会社アートワン
本記事は公益財団法人岡田文化財団パラミタミュージアムの発表をもとに作成しました。
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