AIに7割が好印象、楽天調査

楽天インサイト株式会社が2024年3月7日と8日の2日間にわたり、全国の20歳から69歳の男女900人を対象に実施した「AIに関する調査」の結果が発表された。この調査では、AI(人工知能)のイメージや生活への関与、仕事への影響などについて尋ねられた。

調査結果によると、AIが自身の生活に関与することに対して良い印象を持っている人は全体の70%以上に上り、その理由として「時間短縮になるから」が53.8%でトップとなった。また、AIに任せたほうが良いと思う業務は「製品の在庫管理」が最も多く、人間が対応したほうが良いと思う業務は「最終意思決定」がトップであった。

AIのイメージについては、「効率的に作業を進めることができる」が43.1%で最も多かったが、40代以降では「セキュリティに懸念がある」と回答した人が増える傾向にあった。一方、AIに対する感情は「期待」が31.4%でトップとなり、「好奇心」や「不安」がそれに続いた。

AIの普及により自分の仕事に良い影響を受けると思う人は全体の70%以上に上ったが、自分の仕事がなくなることを心配している人も24.8%存在した。特に20代と40代では、その割合が全体より5ポイント以上高い結果となった。

また、AIを自分の仕事に取り入れることに対して積極的な人は40.2%であり、40代では45.9%と全体より高い割合を示した。

今回の調査における設問の一部は、生成AIで作成され聴取が行われた。楽天インサイトが実施する公開レポートにおけるAIツールの活用は、今回が初めてとなる。