NTT-AT、AIハイブリッドWeb診断サービスを2026年10月1日から提供へ
NTTアドバンステクノロジ株式会社(NTT-AT、本社:東京都新宿区、代表取締役社長:伊東 匡)は、フロンティアAIとセキュリティ技術を活用した新たなWebセキュリティ診断サービス「AIハイブリッドWeb診断サービス」を2026年10月1日から提供開始する。生成AIの進展に伴い高度化・自動化するサイバー攻撃に対応することを目的としている。高度なAI解析と専門家の知見を組み合わせることで、高セキュリティ水準の確保と現場の負担低減の両立を目指す。
近年、生成AIの普及や進化に伴い、AIを悪用したサイバー攻撃の高度化および自動化が進んでいる。なかでも、Anthropicが2026年4月7日に発表したサイバーセキュリティ・脆弱性発見特化型AIモデル「Claude Mythos(クロード・ミュトス)」をはじめとする高度なAIの登場により、従来は発見が難しかった脆弱性の探索や悪用が容易になっている。企業や組織においては、フロンティアAI(その時点で最先端にある最も高性能なAIモデルまたはAIシステム)を活用して早期に脆弱性を発見し、攻撃に悪用される前に対策を講じることが重要視されている。
一方で、フロンティアAIを活用して脆弱性を検出できたとしても、自社システムにおける影響や対応の必要性を判断して改修につなげるには専門的な知見が求められる。限られた人員で脆弱性に対応する開発・運用現場では、すべての脆弱性候補に同等の対応を行うことは難しく、実際の影響を踏まえた優先度の判断が課題となっていた。
こうした状況を踏まえ、NTT-ATはフロンティアAIによる脆弱性発見能力と、25年以上にわたり培ってきたセキュリティ診断の知見、データベース、専用ツールを活用し、本サービスの提供を決定した。
本サービスでは、顧客から預かったソースコードをフロンティアAIで解析して脆弱性候補を洗い出す。その後、専門家の知見やデータベース、専用ツールを活用して実環境での評価を行い、AIが抽出した大量の候補から対処不要な脆弱性を取り除く。これにより、対応が必要な脆弱性について優先度や対策方法とともに報告を行う。
主な実施内容は以下の通り。
- フロンティアAIのソースコード解析による脆弱性候補抽出
- 専門家およびフロンティアAIによる脆弱性候補のリスク分析
- 専門家による実環境での影響評価
- 影響度、対応優先度および対策方法をまとめた報告書の提供
- 対策後の修正確認
本サービスは、AIによる高度な解析と専門家による実環境での見極めを組み合わせたハイブリッド診断を特徴としている。AIが抽出した脆弱性候補に含まれる誤検知や影響がない項目を、実環境への検査によって取り除くことで、開発・運用現場の判断負担を軽減する。
また、提供される報告書には脆弱性の内容だけでなく、実環境における影響、優先度、対策方法が整理されており、改修判断やWebシステムのリリース可否判断に活用できる。Webサイトの更新や機能追加など顧客が必要とするタイミングでの診断にも対応し、最新の脅威動向や検査手法を継続的に取り入れることでセキュリティレベルの維持・向上を支援する。
本サービスは、AIを悪用したサイバー攻撃への対応力強化を図りたい組織や、高度なセキュリティ診断を手軽に活用したい企業、対応すべき脆弱性の優先順位を明確にして現場負担を抑えたい現場などを対象としている。
今後の展開
NTT-ATは、フロンティアAIをはじめとする先進技術を継続的に取り入れ、本サービスにおける検査・評価手法の高度化を進める方針である。AIを活用したセキュリティサービスの拡充を通じて、顧客システムにおけるリスクの早期発見と継続的な対応を支援していくとしている。
本記事はNTTアドバンステクノロジ株式会社の発表をもとに作成。
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