将来宇宙輸送システムがCTOに大塚浩仁氏、常勤監査役に三宅正純氏の就任を発表
宇宙往還を可能とする輸送システムの実現を目指すスタートアップ企業である将来宇宙輸送システム株式会社は、最高技術責任者(CTO)および常勤監査役が新たに就任したことを明らかにした。あわせて、これまで会計監査に限定していた監査役の職務に業務監査を追加し、監査役を増員した。同社は「毎日、人や貨物が届けられる世界。そんな当たり前を、宇宙でも。」というビジョンの実現に向け、新体制のもとで経営を推進していくとしている。
新役員の就任と監査役体制の強化
今回の役員人事では、元IHIエアロスペースの大塚 浩仁氏が2026年8月に最高技術責任者(CTO)に就任した。また、元JAXA監事の三宅 正純氏が2026年9月に常勤監査役に就任した。
同社はこれまで会計監査に限定していた監査役の職務に業務監査を追加しており、これに伴い監査役の増員を実施した。

新任役員の経歴
最高技術責任者(CTO)に就任した大塚 浩仁氏は、1985年 早稲田大学大学院卒業後に日産自動車に入社した。誘導制御系を専門とし、宇宙航空事業部で制御装置開発やTR-IA、M-V、GXなどのロケット開発の実務経験を経て、2000年にIHIエアロスペース社に移籍した。2007年からは次期固体ロケットのとりまとめを行い、イプシロンロケット開発立上げや開発・運用に貢献した。その後、IHIエアロスペース技師長、IHIグループ認定高度専門家(ロケットシステム設計)に就任し、はやぶさ2衝突機開発、MBSE、AI研究に従事した。世界最小の超小型衛星打上げロケットSS-520-5 号機開発では宇宙科学研究所賞を受賞している。

常勤監査役に就任した三宅 正純氏は、1982年 東京大学工学部卒業後にJAXA(旧宇宙開発事業団)に入社した。ロケット打上、計画管理、海外駐在員などの実務経験を経て、1998年より国際宇宙ステーション計画マネージャとして宇宙実験棟「きぼう」の運用体制整備などを統括し、日本初の有人宇宙システムの構築や運用に貢献した。その後、国際宇宙ステーションプログラムマネージャ、調査国際部部長を歴任し、2018年9月に文部科学大臣よりJAXA監事を拝命した。
2026年9月1日時点の役員体制
新任役員を含む2026年9月1日時点の役員体制(取締役及び役員)は以下の通りとなっている。
- 代表取締役社長 兼 最高経営責任者(CEO):畑田 康二郎
- 取締役 兼 最高執行責任者(COO):野村 亮之
- 取締役 兼 最高財務責任者(CFO):堀 洋彰
- 最高技術責任者(CTO):大塚 浩仁(新任)
- 最高事業責任者(CBO):嶋田 敬一郎
- 社外取締役:山口 豪
- 社外取締役:土屋 幸司
- 常勤監査役:三宅 正純(新任)
- 監査役:髙岡 万由美
本記事は将来宇宙輸送システム株式会社の発表をもとに作成
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