MENTRAが精神科特化医療AIで診断書を自動作成するAI書類作成を開始
株式会社MENTRAは、精神科・心療内科に特化した医療AI「MENTRA」において、診断書や申請書類をAIが自動で作成する「AI書類作成」の提供を開始しました。日々の記録をもとに、自立支援医療(精神通院)や精神障害者保健福祉手帳、障害年金などの診断書を各医療機関の様式に合わせて作成します。2026年10月31日までの申し込みを対象に、1か月無料のトライアルも実施しています。
精神科における書類作成の負担と背景
精神科は制度と結びついた書類が多く、自立支援医療(精神通院)や精神障害者保健福祉手帳、障害年金の診断書には、病名、発病から現在までの経過、現在の病状、日常生活の状態といった多数の項目が含まれます。ある自治体の自立支援医療・手帳の兼用診断書では記入欄が88項目にのぼります。

また、精神障害者保健福祉手帳は2年ごと、自立支援医療は1年ごとに更新があり、その都度同様の内容を別々の様式に転記する必要があります。書類作成にかかる時間の多くは、執筆そのものよりも過去の記録を遡って情報を集める作業に費やされている現状があります。

蓄積された記録から各院の様式に合わせて自動作成
MENTRAは、診察、看護、面談などの会話をその場で記録し、患者ごとに時系列で蓄積する仕組みを備えています。今回提供が開始された「AI書類作成」は、蓄積された記録からAIが必要な書類を自動で作成する機能です。作成したい書類を選択することで、病名や経過、現在の病状、日常生活の状態などが入力され、医療機関ごとの様式に沿ったPDFとして出力されます。最終的な内容は医師が確認し、必要に応じて修正を行って確定します。

MENTRAではこれまでも診察のSOAP、看護記録、面談記録、会議の議事録、福祉訪問の記録などを定型様式に整える機能を提供しており、この仕組みを診断書や申請書類へ拡張した形となります。提出先や自治体によって異なる様式に対しても、導入時に各院が実際に使用している様式を設定して対応します。

現場への定着支援と病院での利用実績
同社では、自動化したい書類や現在の運用のヒアリング、記録と項目の整理・設計、実際の書類を用いた設定と検証、導入後の調整までを一気通貫で支援する体制をとっています。

導入先の精神科病院における実測データ(※1)によると、利用する職員数は2名から13名へ拡大し、月あたりの利用件数は導入時の月9件から393件と約44倍に増加しました。
※1.実測データの概要
- 集計期間: 2026年2月25日 〜 2026年9月25日(月あたりの利用・職員数は、2026年8月までの確定値)
- 集計主体: 株式会社MENTRA(自社プロダクトの実運用データを自社で集計)
- 集計対象: 導入先の精神科病院で作成された音声記録すべて(削除済みを除く)
- 集計方法: データベースの集計。下書きまでの所要時間は「AI分析の完了時刻 − 記録の作成時刻」の中央値(経過10分超を除いた1,446件)。会話時間は尺が有効な1,948件の合計。確定まで進んだ割合は、診察記録1,487件のうち1,435件
1か月無料トライアルの実施概要

精神科病院やメンタルクリニックなどの医療機関を対象に、1か月間の無料トライアルが提供されています。

- 対象: 精神科病院・メンタルクリニックなどの医療機関
- 内容: AI書類作成に加え、記録のAI(5種類)・AI問診・来院予約/受付管理・運営の可視化など、提供中の機能
- 期間: 利用開始から1か月
- 費用: 無料(トライアル終了後に自動で有料契約に切り替わることはありません)
- 申込期限: 2026年10月31日のお申し込み分まで
- 案内: 申し込み順に順次案内(同時に導入支援できる院数に限りがあるため、開始時期を調整する場合あり)
- 導入条件: 既存の電子カルテはそのまま併用可能
株式会社MENTRA 会社概要
- 会社名: 株式会社MENTRA
- 設立: 2026年1月15日
- 所在地: 〒106-0032 東京都港区六本木3丁目16番12号 六本木KSビル5F
- 事業内容: 精神科・心療内科向け医療AI「MENTRA」の開発・提供、および医療機関のDXコンサルティング・実行支援
- URL: https://mentra.jp
本記事は株式会社MENTRAの発表をもとに作成されています。
ビジネスパーソンの課題解決と納得感にこだわるDellows News編集部。キャリア論からAI、健康法まで幅広い分野に対応し、複雑なテーマでも平易な言葉で丁寧に解説。読者が「明日から使える」知識やヒントを得られるよう、具体的な事例・データ・専門家の見解を交えて執筆。情報を整理し、納得感ある記事づくりを心がけています。



