“正直個性論”、水野しずの新刊が5月下旬発売
POP思想家であり、イラストレーターでもある水野しずが、新たな哲学書『正直個性論』を2024年5月下旬に発売する。これは、水野しずの論考集としては『親切人間論』に続く第二弾となる。
水野しずは、ミスiD2015グランプリを受賞後、イラストや文筆を中心にマルチに活躍。2023年4月に初の論考集『親切人間論』を発表し、生活の些細な瞬間に根ざしたオリジナルな問いを深め、饒舌かつ鋭く切り込む無二の書き手として注目を集めている。
今回の『正直個性論』は、「個性」をテーマにした作品で、noteで連載中のマガジン「おしゃべりダイダロス」で好評を集めたエッセイに大幅な加筆修正を加えて刊行される。
本書は、バブル経済崩壊、平成のゆとり教育、蔓延る自己責任論、SNS社会といった時代背景から生まれた「個性」の幻想を、明快な文章で打ち砕く。水野しずの鋭い視点と独自の哲学が詰まった一冊となっている。
「好きなことで生きていきたい」「バイトしてる自分なんて、本当の自分じゃない」「とにかく、特別な人になりたい」といった、個性に振り回される人々に向けて、よりマシな道を提示する内容となっている。
『正直個性論』は、株式会社左右社から発行され、定価は1,800円+税。装幀は森敬太(合同会社飛ぶ教室)、写真は北圃莉奈子が担当している。商品詳細ページは左右社HPとAmazonで確認できる。
特別試し読みURLも公開されており、興味がある人はぜひチェックしてみてほしい。