APRESIA Systems、マルチサービス収容型APN基盤を提供開始へ
APRESIA Systems株式会社は、爆発的に増大するAIトラフィックや次世代通信(6G)を支えるオールフォトニクス・ネットワーク(APN)の早期社会実装に向け、マルチサービス収容型APN基盤である「Apresia Flexible Optical Network(以下、Apresia FON)」の提供を開始します。同基盤は、高価なAPN専用装置を必要とせず、既存のVPNやFTTH、モバイル回線などを同一基盤上に重畳収容できるアーキテクチャーです。初期投資を抑え、通信事業者の投資リスクを最小化しながら、段階的なAPNへのマイグレーション(移行)を実現するとしています。
開発の背景と課題
生成AIの普及や自動運転・ロボティクス(フィジカルAI)の進展に伴い、膨大なデータを超低遅延・低消費電力で伝送する次世代通信基盤「APN」への期待が高まっています。日本政府の官民投資ロードマップにおいても、2040年までにAPNへ5.9兆円を投じる目標が掲げられています。

しかし、現在のAPNの多くは「新規の専用網・専用装置」を前提としており、多額の先行投資に伴う高い投資リスクや、光の波長数の物理的限界により多様なサービスを収容しきれないといった課題がありました。東京都中央区に本社を置き、代表取締役社長を務める末永 正彦率いるAPRESIA Systems株式会社は、20年以上にわたり培ってきた知見を生かし、既存サービスの維持・拡大を行いながら段階的にAPNへ移行できる基盤として「Apresia FON」を開発しました。
Apresia FONは汎用ハードウェアをベースとしており、用途に応じた小型光モジュールをポートに挿入することで、APNサービスや既存サービスを展開できます。FTTHやVPNなどの既存サービスの収容・設備更改として装置を導入した後にAPN用モジュールを追加搭載できるため、投資リスクを抑えて段階的な導入が可能です。
構成装置群には、14.4Tbpsの大容量伝送能力を備えた世界最小クラスのシャーシ型装置が含まれています。長距離伝送やP2MP通信(XR Optics)、FTTH収容(PON OLT)などの機能を備えた小型光モジュールを活用することで大型専用装置を大幅に削減し、当社ラボ環境での検証では、従来システムと比べ、消費電力を約65%削減、設置スペースを約76%削減できることを確認したとしています。また、ハードウェアとソフトウェアの双方を国内自社で設計・開発する体制をとっています。
今後の展望
本プラットフォームの開発成果は、国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)の助成事業(JPJ012368G70501)により得られたものです。同社は既に大手通信事業者との実証実験(PoC)を進めており、2026年から通信事業者、データセンター事業者、地域インフラ事業者へ向けた本格提案・展開を加速していくとしています。
関連リンク
- Apresia FONソリューション紹介:https://www.apresia.jp/solution/flexible-optical-network.html
- APRESIA Systems株式会社 公式サイト:https://www.apresia.jp/
- 公式X(旧Twitter):https://x.com/APRESIA_Systems
- 公式Facebook:https://www.facebook.com/ApresiaSystems

本記事はAPRESIA Systems株式会社の発表をもとに作成されています。
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