戸部眞紀財団、2027年度芸術活動助成の募集を2026年10月から開始へ
公益財団法人戸部眞紀財団は、若手芸術家および小規模な文化芸術団体を対象とした「2027年度 芸術活動助成(展覧会・公演等助成金)」の募集を2026年10月1日(木)から開始します。応募締切は12月1日(火)23:59までです。
本助成は、若手芸術家が自らの作品や表現を社会へ発表する機会を支援することを目的に2026年度に新設された制度で、2027年度は総額3,000万円程度、40件程度の採用が予定されています。
募集概要と助成の対象
助成の対象となるのは、2027年4月から2028年3月末までに実施される展覧会や音楽公演などの芸術活動です。対象となる活動を主催する個人の芸術家、および小規模の文化芸術団体が応募できます。
助成金額は1件あたり20万円~100万円の範囲で支給されます。応募資格として、2027年4月1日時点で40歳以下(団体の場合は代表者が40歳以下)であることが求められます。また、団体で応募する場合は正規の構成員の人数が概ね10人以下、オーケストラなどの楽団は30人程度以下が条件となっています。
支援対象となる活動ジャンルは以下の通りです。
- 展覧会:絵画、工芸、彫刻、インスタレーション、漫画・アニメーション、その他の美術、デザイン
- 舞台芸術公演:クラシック、古楽、現代音楽その他の音楽公演
- 複合:展覧会と音楽公演の両方の要素を取り入れた活動
応募方法や募集要項の詳細は、同財団の公式ホームページ(https://tobe-maki.or.jp/artact/)で案内されています。
若手芸術家の発表機会を支援する背景
展覧会や公演を自ら主催するにあたっては、会場使用費、設営費、旅費交通費、広報・印刷費などの費用がかかり、活動の途上にある若手芸術家にとって経済的な負担となっています。
同財団はこれまで奨学金給付や研究助成を中心に行ってきましたが、芸術分野の奨学生や卒業生などから発表の機会を持つことへの支援を求める声が寄せられたことを受け、2026年度に本助成制度を新設しました。
なお、財団設立者の戸部眞紀氏は芸術への造詣が深く、「とべ たみ」のペンネームで絵画、作詞、作曲などの創作活動に取り組み作品を遺しました。2013年に同氏が逝去した際、遺言により株式が拠出され本財団が設立されました。
初年度の応募状況と財団の概要
2026年度に初めて実施された同助成には、全国から計92件の応募があり、28件が採用されました。

内訳は以下の通りです。
- 展覧会:応募45件、採用14件
- 音楽公演:応募34件、採用10件
- 複合:応募13件、採用4件
- 合計:応募92件、採用28件
採用された企画には、絵画・彫刻・インスタレーションなどの展覧会をはじめ、ピアノ、サクソフォーン、マリンバ、古楽器などによる音楽公演、音楽祭や市民参加型ミュージカルといった複合的な活動が含まれています。
公益財団法人 戸部眞紀財団の概要は以下の通りです。
- 法人名:公益財団法人 戸部眞紀財団
- 代表者:理事長 戸部 渉
- 設立:2013年12月
- 所在地:大阪市中央区大手通三丁目2番21号
本記事は公益財団法人戸部眞紀財団の発表をもとに作成しました。
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