1人の開発者によるゲームブック風ターン制RPG『The Nameless』、Steam版リリース

中国・厦門を拠点とするゲームパブリッシャーのWhisperGamesは、ターン制RPGやゲームブック風アドベンチャー、ストラテジーなど多くの要素を融合した『The Nameless: Slay Dragon(無名者:屠竜)』を「東京ゲームショウ2024」に出展すると発表した。さらに同日の午後5時には、PC(Steam)にて製品版をリリースする予定だ。

本作は、WhisperGamesが以前に手掛けて高い評価を得た『Astlibra Revision』と同様に、1人の開発者による情熱と独創性あふれるアイデアが詰め込まれている。開発者は「The Nameless Inheritor」と呼ばれることを好み、RPGをユニークな体験にしているのは人間の視点から世界全体を描写していることだと語る。3年以上の開発期間をかけて生み出されたユニークなターン制RPGとなっている。

『The Nameless: Slay Dragon』の世界では、ドラゴンは圧倒的な力と狡猾さゆえに、想像を絶する脅威となっている。神々が姿を消した後、1匹のドラゴンが神の座を簒奪してドラゴンの神となり、その暴虐の統治は世界を大戦争に巻き込んだ。最終的に、ドラゴンの神は天界と共に崩壊したが、この物語に登場するドラゴンキングの大半はその亡骸から再誕した化け物だ。

本作では、主人公の決断のすべてが成長に繋がっていく非凡な体験を楽しむことができる。冒険中に獲得するアイテムと素材が、錬金術や料理、鍛造の材料となり、素材の特性に基づいて自由に組み合わせることが求められる。

WhisperGamesのCEO、Xuan Jiangは「『The Nameless: Slay Dragon』は私たちの新たな主力タイトルだ。ゲーマーを興奮させ、興味を引いて楽しませると同時に、適度な挑戦も提供できるように細部までこだわって作り上げてきた。ビジュアルとゲームプレイの両方でバランスが取れており、満足感あふれる体験ができるものになっていると信じている」とコメントしている。