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ASTRA FOOD PLANのタマネギぐるりこ使用の新商品が9月下旬より発売へ

フードテックスタートアップのASTRA FOOD PLAN株式会社は、未利用食材である「かくれフードロス」から生まれたアップサイクルパウダー「タマネギぐるりこ」を使用した新商品が、2026年9月下旬より順次発売されることを公表した。

商品は「オニオンバター」と「レンジで温めるオニオンスパイスアヒージョ」の2種類で、燻製BALPAL PLUS 伊勢丹新宿店のほか全国のスーパーなどで取り扱われる予定となっている。

2019年に施行された「食品ロス削減推進法」に基づき、毎年10月は「食品ロス削減月間」、10月30日は「食品ロス削減の日」と定められている。農林水産省と環境省が2026年6月に公表した推計では、2024年度の食品ロス発生量は約461万トンとなり、事業系の食品ロスは約237万トンと増加に転じている。

さらに、食品工場で発生する野菜の端材や産地の規格外農作物など、統計に表れない未利用食材をASTRA FOOD PLANは「かくれフードロス」と定義しており、その量は一般的な食品ロスの4倍以上にあたる年間約2,000万トンと推計されている。例えば大手飲食チェーンの野菜カット工場では年間約250トンの玉ねぎ端材が発生していた。同社はこうした端材を独自開発した「JOSEN」によって食品パウダー「タマネギぐるりこ」へアップサイクルし、食品原料としての活用を進めている。

新商品に使用される「タマネギぐるりこ」は、炒め玉ねぎのような濃厚な香りに関わる成分をソテーオニオン比で最大238倍含んでいる(当社調べ。(E)-メチル1-プロペニルトリスルフィド(trans体)をGC-MSで分析し、「タマネギぐるりこ」とソテーオニオン(70%)を比較した値)。

発売される商品の詳細は以下の通り。

  • オニオンバター(内容量:38g、価格:430円(税込))

「タマネギぐるりこ」を酒粕と合わせて発酵・熟成させ、甘みと香りを活かしたバター。

  • レンジで温めるオニオンスパイスアヒージョ(内容量:150g、価格:754円(税込))

「タマネギぐるりこ」を10種類のスパイスで和えて、生ハム、チーズと合わせたアヒージョ。袋のまま電子レンジで加熱できる。

商品の製造・販売は、大阪府大阪市東住吉区に本社を置く株式会社谷野(燻製BALPAL)が担当する。代表取締役の谷野一朗氏は、下処理なしで旨味が引き出された原料としての魅力を挙げ、おいしさを理由に使用した結果として「かくれフードロス」削減につながるとコメントしている。

乾燥・殺菌装置「JOSEN」と「ぐるりこ®」

「JOSEN」は、数百度の過熱水蒸気を用いて食品の風味劣化や酸化、栄養価の減少を抑えながら、わずか5~10秒で乾燥と殺菌を同時に行う装置である。

「ぐるりこ®」は、規格外農作物や食品工場の未利用部位などを「JOSEN」で乾燥させてアップサイクルした食品パウダーの総称で、ASTRA FOOD PLANの商標となっている。2025年2月には家庭向けにECでの販売を開始している。

会社概要

  • 社名:ASTRA FOOD PLAN株式会社
  • 本社所在地:埼玉県富士見市鶴瀬東1-10-26
  • 代表取締役:加納千裕
  • 設立:2020年8月
  • URL:https://www.astra-fp.com/

本記事はASTRA FOOD PLAN株式会社および環境省の公表情報をもとに作成。

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