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山梨県富士川町とINNFRAなどが協定締結 災害時に水循環コンテナ等を無料開放へ

山梨県富士川町、山梨県甲府市に本社を置くINNFRA株式会社、東京都千代田区に本社を置く株式会社フーマイスターエレクトロニクスは、2026年9月28日に「災害時におけるコンテナ型水循環システム等の提供に関する協定」を締結した。

大規模災害の発生時などに、道の駅富士川に設置された可動型水循環コンテナとオフグリッド型コインランドリーを無料開放する。これにより、断水時における洗濯の機会を確保するとともに、避難生活における衛生環境の維持を支援する。

協定締結の背景と災害時の運用体制

地震や豪雨によって断水が長期化すると洗濯が難しくなり、衣類の衛生を保つことが課題となる一方、災害時のみ使用する設備は日頃の維持管理や発災時に確実に稼働させるための運用体制に課題がある。

道の駅富士川では、INNFRAが開発した可動型水循環コンテナ「INNFRA Base」とランドリートレーラーを設置し、2026年3月からオフグリッド型コインランドリーとして運営している。設備を平時から利用・運用することで、災害時にも活用できる状態を維持する。

今回の協定では、大規模災害の発生時などに富士川町から要請を受けた場合、INNFRAとフーマイスターエレクトロニクスが設備の無料開放を行う連携体制を定めた。具体的な運用は3者で定めた内規に基づいて行われる。

道の駅富士川におけるオフグリッド型コインランドリーの取り組み

山梨県内の「防災道の駅」である道の駅富士川では、水循環システム「INNFRA Water」を搭載した可動型水循環コンテナ「INNFRA Base」とランドリートレーラーを組み合わせ、上下水道に依存しないオフグリッド型コインランドリーを運営している。生活排水を現地で浄化して循環利用するINNFRA Waterにより、上下水道への接続が難しい場所でも必要な水を供給できる。

本事業は山梨県の「TRY!YAMANASHI! 社会実装サポート事業」の支援を受けて実施されている。平時はコインランドリーとして運営し、災害時には地域の生活インフラとして活用する「稼ぐ防災」の実装に取り組んでいる。

INNFRAは富士川町およびフーマイスターエレクトロニクスと連携して連絡体制や運用方法を強化するとともに、道の駅富士川で得た知見をもとに平時の事業運営と災害対応を両立する水循環型インフラの展開に取り組む方針だ。

水循環システム「INNFRA Water」の特徴

INNFRAが開発した「INNFRA Base」は、上下水道に依存せず、大容量かつ可動型(トレーラー型)のオフグリッド型インフラユニットである。同ユニットに搭載された独自開発の水循環システム「INNFRA Water」には以下の特徴がある。

  • 上下水道へ接続せずに生活排水(トイレ除く)を浄化・循環利用
  • 生物処理+濾過処理+殺菌処理を組み合わせ、水道水同等レベルまで処理
  • 1日最大5,000L供給可能(シャワー1回あたり50L換算で、約100人規模の避難生活に対応可能な水量)
  • 水質・水量・稼働状況を遠隔で監視するモニタリングシステムを搭載し、無人運営のコインランドリーにも対応

INNFRA株式会社について

INNFRA株式会社は、川島壮史氏が代表取締役を務め、送電線や上下水道などの既存インフラに依存しないオフグリッドインフラの社会実装に取り組むスタートアップ企業である。複数拠点でのべ5年以上にわたる実証実験によりエネルギーと水を自給自足で賄うオフグリッド技術の開発を進めており、インフラ設備のコンサルティングや水循環システムなどのプロダクト提供、保守・運用サポートなどを手掛けている。

  • 設立:2023年10月10日
  • 本社:〒400-0031 山梨県甲府市丸の内2-2-1 CROSS500 1F
  • 八ヶ岳ラボ:〒409-1502 山梨県北杜市大泉町谷戸5460 オフグリッド・リビングラボ八ヶ岳
  • Webサイト:https://innfra.jp/

本記事はINNFRA株式会社の発表をもとに作成。

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