博報堂、社会課題解決の「PROJECT_Vega」始動
博報堂は、生活者、国、民間企業、アカデミアなどが一体となり、社会課題解決を推進してより大きな成長を目指す官民共創クリエイティブスタジオ「PROJECT_Vega」の活動を開始した。博報堂はこれまで様々な企業課題に加え、社会課題解決の取り組みを推進してきた。近年、企業の経済活動と社会課題解決の目的を持つものが増えており、競争ではなく共創の発想が社会の大きな成長へつながると考えている。
PROJECT_Vegaは、解決が難しいと思われていた社会課題に対し、国や行政、民間企業の双方から手を取り合って取り組む価値のある共創機会を見出し、双方に対するマッチング、ソリューション、オペレーション提案に取り組む推進組織である。提供するサービスは、官公庁や民間企業のリーダーやアカデミア、生活者などの課題意識と想いを引き出しながら、スケールの大きな解決に至る戦略とアイデアを提案する。また、単発の社会貢献やソーシャルグッドで終わるのではなく、その先にある経済活動のデザインを目指す。
また、3月26日より官民共創による文化財への継続的寄付促進への取り組み「文化財サポーターズ」を文化庁とともに推進している。今後も生活者発想で官民双方に価値ある共創機会を見出しながら社会課題解決に取り組む予定である。
PROJECT_Vegaのエグゼクティブクリエイティブディレクターは近山知史氏で、2003年に博報堂に入社し、海外勤務を経て2022年に博報堂に帰任し、PROJECT_Vegaを立ち上げた。また、チーフビジネスプロデューサーは横田恭祐氏で、1999年に博報堂に入社し、企業広報、商品広報、企業合併広報等を経験した後、官公庁、独立行政法人等を得意先とする営業部門にて、民営化事業、国民運動事業をはじめ、数多くの政策領域でパブリック事業に従事している。