立命館大学と京都大学、クリニカルバイオリソース利活用の連携協定を締結
立命館大学と国立大学法人京都大学は、クリニカルバイオリソースを活用した研究開発の推進や高度専門人材の育成を目的とした「クリニカルバイオリソースの利活用に係る連携協定」を2026年7月27日に締結しました。
本協定は、京都大学医学部附属病院クリニカルバイオリソースセンター(以下「CBRC」)が保有する高品質な生体試料や臨床データを倫理的に活用し、医学・薬学をはじめとする生命科学分野の研究開発を推進するものです。共同研究や学術交流などを通じ、医療水準の向上や人材育成への寄与を目指します。
協定締結の背景と狙い
近年、再生医療やバイオ医薬品などの創薬モダリティ(治療手段)の開発が進む中、実用化には高品質なヒト由来試料と臨床情報に基づく評価が不可欠となっています。
京都大学医学部附属病院CBRCは、約15,000症例の同意取得実績と約40万本の生体試料を保有しています。2024年3月には国内初となる国際規格ISO 20387に基づくバイオバンキング認証を取得するなど、世界水準の品質管理体制を整えています。
一方、立命館大学薬学部・薬学研究科では、創薬シーズの評価・品質・社会実装を支える研究開発基盤の強化を進めています。今回の連携により、京都大学医学部附属病院CBRCが持つヒト臓器由来オルガノイドライブラリーなどの先進的なバイオリソースと、立命館大学薬学部・薬学研究科の創薬評価技術やデータサイエンスなどの研究基盤を融合させ、次世代創薬や先端医療につながる研究と産学医連携による研究開発モデルの構築を目指します。
主な連携内容
協定に基づく主な取り組みは以下の通りです。
- 京都大学医学部附属病院CBRCによるクリニカルバイオリソースおよび関連情報の適切な提供・利活用
- 次世代創薬・先端医療に関する共同研究の推進
- 研究者、教職員、学生などによる学術交流および高度専門人材の育成
- その他、協定の目的達成に必要な取組の実施
関係者のコメント
立命館大学薬学部長の北原亮氏は、医学部を持たない同大学にとって世界水準の臨床バイオリソースと結び付く重要性を強調した上で、「本協定を契機として、本学が培ってきた薬学、生命科学、創薬評価技術、データサイエンスなどの強みと、京都大学の臨床研究基盤を融合させ、『患者さんから始まる未来の創薬』を推進したいと考えています」と述べています。
また、京都大学医学部附属病院クリニカルバイオリソースセンター長の武藤学氏は、高度な病態モデルや臨床試料の重要性が高まっていることに触れ、「両機関の研究力を結集することで次世代創薬や先端医療の研究開発を強力に推進するとともに、双方の学術交流を通じた若手研究者や高度専門人材の育成にも寄与し、生命科学の発展と医療の向上に貢献してまいります」とコメントしています。
関連情報
- 立命館大学(所在地:京都市中京区、学長:仲谷善雄)
- 国立大学法人京都大学(所在地:京都市左京区、学長:湊長博)
- 立命館大学 薬学部ホームページ: https://www.ritsumei.ac.jp/ph/
本記事は立命館大学の発表をもとに作成しました。
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