ブリッジウェル 川崎区役所でスポットAI ToyTalkを活用した窓口DX事例を公開
株式会社ブリッジウェルは、川崎市川崎区役所で実施したスポットAI「ToyTalk(トイトーク)」を活用した窓口DXの実証事例を明らかにした。一般社団法人自治体DX推進協議会(GDX)が2026年9月14日に公開した自治体インタビューにおいて、繰り返される問い合わせへの対応や多言語案内、職員の業務支援といった実証を通じて見えた活用の可能性が紹介されている。

実証実験の背景と概要
川崎区役所では、春の混雑期に区民課窓口の待ち時間が4時間以上に及ぶことがあった。そこで川崎市の民間提案制度を通じ、ToyTalkによる手続き案内と周辺店舗で利用できる「かわさきよりみちクーポン」を組み合わせた実証が、2026年3月16日から4月17日まで実施された。
来庁者は、区役所内のQRコードから「AI川崎区長」へアクセスし、転入・転出、住民票、必要書類などを音声またはテキストで確認できる仕組みとなっている。多言語にも対応し、外国人住民への案内も補助した。
実証を通じて確認された効果
実証では、手続き方法や所要時間などの質問をToyTalkが案内することで、職員が個別の相談や次の来庁者への対応へ移りやすくなる場面があった。
また、職員自身がToyTalkへ質問し、窓口案内の指針を確認するなど、業務マニュアルとして利用する場面も見られた。登録資料については、法令をそのまま登録するのではなく、来庁者が必要とする結論や窓口案内を中心に情報を整理することで、短く分かりやすい回答につなげた。
今後の窓口のあり方と展開への期待
GDXの自治体インタビューでは、繰り返しの問い合わせはAIが補助し、職員は一人ひとりの事情に応じた相談や支援へ注力するという、今後の窓口のあり方が紹介されている。今後は、来庁前の問い合わせや外国人住民への生活案内、災害時の多言語情報提供などへの展開も期待されている。
なお、同実証で用いられたスポットAI「ToyTalk」は、窓口、観光地、イベント会場、避難所など、特定の場所・領域・瞬間で必要とされる案内に特化した対話型AIサービスである。WordやPDFなどの資料を登録するとその内容をもとに音声またはテキストで回答し、専用アプリを使わずにQRコードから利用できる特徴を持つ。
株式会社ブリッジウェル 会社概要
株式会社ブリッジウェルは、スポットAI「ToyTalk」事業や保育施設向け紙おむつサブスク事業などを手がけている。
- 会社名:株式会社ブリッジウェル
- 所在地:東京都江東区高橋14-3 盛市ビル3F
- 共同代表:石橋 真彦、筒井 訓章
- 設立:2019年11月22日
- 事業内容:スポットAI「ToyTalk」事業、保育施設向け紙おむつサブスク事業ほか
- Webサイト:https://about.bridge-well.com/
本記事は株式会社ブリッジウェルの発表および一般社団法人自治体DX推進協議会(GDX)の公表情報をもとに作成されています。
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