高齢の親の詐欺対策、7割が不安も6割が不十分と判明

敬老の日を前に、電話・ネット詐欺対策アプリを展開するWhoscall株式会社が、離れて暮らす高齢の親がいる511名を対象に「離れて暮らす高齢の親の詐欺対策に関する調査」を実施した。調査の結果、約7割の人が親が詐欺に遭わないか心配していることが明らかになった。心配する理由として最も多かったのは「緊急なことが発生した時に、慌ててしまうから」だった。

一方で、約3割が高齢の親が詐欺被害に遭わないよう、親自身と家族で対策を実践しているものの、約6割が詐欺対策を十分に講じられていないことも判明した。親自身が行う対策は、”知らない人からの着信に気を付ける”傾向にあり、家族が行う対策は、”高齢の親と積極的なコミュニケーション”を行う傾向にあった。

また、親の詐欺対策を講じていない人の8割以上が「対策した方が良い」と回答しているが、対策を行えていない理由として最も多かったのは「どう対策すればいいかわからない」だった。

さらに、7割以上の離れて暮らす親がスマホ利用者であることが判明し、電話・メールだけでなく、LINEなどのメッセージングアプリ、SMSなど様々なネットサービスの利用も明らかになった。

Whoscall株式会社の日本事業責任者であるロー・ウェイチェン氏は、「今回の調査では、心配している人が多いにも関わらず、約6割の人が十分に詐欺対策を行っていないことがわかりました。また『どう詐欺対策をすれば良いのかわからない』という回答が多かったため、有効な対策について解説します」とコメントし、離れて暮らす親の詐欺対策として、最新の詐欺動向について情報をシェアし、日頃からコミュニケーションを取ることや、詐欺対策アプリを活用することを提案している。

電話・ネット詐欺対策アプリ「Whoscall」
東アジア最大の26億件もの各国電話番号データベースを有しており、AI技術を用いて詐欺の電話番号を検出する