マネーフォワード調査、ふるさと納税返礼品で紙製品が急増 制度変更前に寄付集中も
マネーフォワードホーム株式会社は、お金の見える化サービス『マネーフォワード ME』の家計簿データをもとに、2022年1月から2026年8月におけるふるさと納税の利用動向調査の結果を公表した。調査によると、返礼品ランキング上位10品に含まれるトイレットペーパーなどの「紙製品」が2022年の0品から2026年には4品へ増加し、日常の家計消費に近い日用品の選択が広がっていることが明らかになった。また、過去の制度改正年においては、変更直前の9月に利用率が急増する傾向も示された。
返礼品上位で「紙製品」の存在感が拡大、寄付者割合も12.1%へ上昇

2022年から2026年の返礼品ランキング上位10品を調査したところ、トイレットペーパーやティッシュペーパーなどの「紙製品」は、2022年の0品から2026年には4品へと増加した。魚介類、肉、果物といった従来の定番品も上位に残る一方、家計の日常消費に近い返礼品が存在感を増している。
ふるさと納税利用者のうち紙製品を返礼品として選んだ人の割合は、2022年の9.4%から2026年には12.1%へ、2.7ポイント上昇した。2025年にわずかな低下が見られたものの、期間全体としては上昇傾向にある。
各年の返礼品ランキング上位10品におけるカテゴリー別商品数は以下の通りである。

- 2022年:紙製品 0品、米 1品、魚介類 6品、肉類 1品、果物 0品、その他 2品
- 2023年:紙製品 1品、米 1品、魚介類 5品、肉類 2品、果物 1品、その他 0品
- 2024年:紙製品 2品、米 0品、魚介類 5品、肉類 2品、果物 1品、その他 0品
- 2025年:紙製品 3品、米 1品、魚介類 4品、肉類 2品、果物 0品、その他 0品
- 2026年:紙製品 4品、米 1品、魚介類 3品、肉類 1品、果物 1品、その他 0品
※返礼品のカテゴリーは返礼品名をもとに同社が独自に分類。トイレットペーパー、ティッシュペーパー、キッチンペーパー、キッチンタオル、ペーパーハンドタオル、ウェットティッシュを「紙製品」としている。対象期間について、2022年から2025年は各年1月~12月、2026年は1月~8月のデータを集計しており、2026年の数値は年間を通じた傾向を示すものではない。

2026年の返礼品ランキング上位10位
2026年(1月~8月)における返礼品ランキング上位10位は以下の通りとなっている。
- 1位:千葉県銚子市 厚切り塩銀鮭切り身
- 2位:栃木県小山市 クラリスボックスティッシュ
- 3位:北海道別海町 ホタテ刺身
- 4位:北海道白糠町 アトランティックサーモン/エンペラーサーモン
- 5位:埼玉県草加市 スコッティフラワーパック3倍長持ちトイレットロール
- 6位:山梨県富士吉田市 シャインマスカット
- 7位:静岡県富士宮市 エリエールトイレットティシュー
- 8位:福岡県飯塚市 鉄板焼ハンバーグデミソース
- 9位:静岡県富士宮市 エリエール消臭トイレットティシュー
- 10位:茨城県つくばみらい市 コシヒカリ
制度変更年は直前の9月に寄付が集中、2026年10月にも見直しを予定
月別のふるさと納税利用率の推移では、制度変更があった2023年9月の利用率は9.6%となり、同年8月の3.5%に対して2.7倍となった。同様に2025年9月は8.3%で、同年8月の3.5%に対して2.4倍に達した。いずれの年も制度変更後の10月には利用率が低下しており、寄付時期が制度変更前の9月に動いたことが確認されている。なお、制度改正がない年についても年末に向けて寄付が増える傾向が見られる。
ふるさと納税を巡っては、2026年10月の制度変更により返礼品の基準が厳格化される予定である。2029年までに段階的に自治体の経費割合が4割以内に制限されるため、基準変更やルールの見直しに伴い、取り扱いを終了する返礼品や寄付金額・内容量が変更となる返礼品が生じる可能性があるとしている。
調査概要
- 調査内容:2022年1月から2026年8月における「ふるさと納税」に関する利用動向
- 抽出期間:2022年1月1日〜2026年8月31日
- 集計内容:各年の月別ふるさと納税利用率・返礼品ランキング上位10品
- 調査手法:『マネーフォワード ME』新規登録時の「個人情報の取扱について」に関するユーザーの同意にもとづき、個人を特定できない統計化したデータを分析(データ分析は同社グループ内でのみ実施)
本記事はマネーフォワードホーム株式会社の発表をもとに作成されています。
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