“ワーニャ”がローレンス・オリヴィエ賞で最優秀リバイバル賞受賞
イギリス演劇界の最高峰とされるローレンス・オリヴィエ賞の発表が2024年4月14日、ロイヤル・アルバート・ホールで行われ、ナショナル・シアター・ライブの『ワーニャ』が最優秀リバイバル賞を受賞した。この作品は5月24日からTOHOシネマズ日本橋などで公開される予定だ。
『ワーニャ』は、アントン・チェーホフの作品をサイモン・スティーヴンスが脚色し、サム・イェーツが演出した。主演はアンドリュー・スコットで、彼は過去に『パレードへようこそ』で英インディペンデント・フィルム・アワード最優秀助演男優賞を受賞している。また、『シャーロック SHERLOCK』では2012年英国アカデミー賞テレビ部門 最優秀助演男優賞を受賞している。
また、同じくナショナル・シアター・ライブの『ディア・イングランド』は最優秀新作プレイ賞と最優秀助演男優賞(ウィル・クローズ)を受賞し、現在シネ・リーブル神戸で上映中だ。さらに、7月5日に公開予定の『ザ・モーティヴ&ザ・キュー』では、主演のマーク・ゲイティスが最優秀主演男優賞を受賞した。
これらの作品は、イギリスで上演された話題の舞台を厳選し、世界の映画館で上映するナショナル・シアター・ライブの企画の一部だ。こだわりの撮影技術により、舞台上の空気感と鮮度はそのままに、臨場感あふれる映像でスクリーンへお届けされる。感情の揺らぎをとらえるクローズアップから、趣向を凝らした美術セットを隈なく楽しめる舞台のワイドショットまで、映画館のお客様は現地の劇場のベストシートで観劇体験が可能だ。