「いえらぶサイン」、売買・媒介契約に対応へ

不動産テック企業の株式会社いえらぶGROUP(本社:東京都新宿区、代表:岩名泰介)が、電子契約システム「いえらぶサイン」をアップデートし、不動産の売買契約および媒介契約に対応する機能をリリースした。これにより、売買契約や媒介契約のプロセスをデジタル化し、印紙代や契約における署名・押印の手間を軽減できるようになった。

一般的に、書面で契約を締結する場合、当事者が直接集まって押印するか、郵送で契約書をやり取りして押印する必要がある。これには時間や手間がかかるだけでなく、郵送費や交通費などの費用が発生する。さらに、住宅の売買契約を書面で締結する場合、不要な収入印紙の貼付が必要となる。しかし、電子契約であればこれらの手間や費用を大幅に削減できる。

いえらぶGROUPは、賃貸借契約向けに「いえらぶサイン」を提供しており、内見予約から契約までを一気通貫で対応できる点で評価が高い。また、売買業界での導入も増えており、売買・媒介契約に対応した電子契約が求められていた。

今回のアップデートにより、「いえらぶCLOUD」において取引の進捗管理から契約締結、保管までの一連のプロセスをワンストップ化することが可能になった。いえらぶGROUPは、不動産業界の業務効率化、DXを促進するために、引き続きサービスの改善を進めていく予定だ。

なお、3月18日には弁護士ドットコム主催のカンファレンス「CloudSign Re:Change Japan 2024 Spring」にて、いえらぶGROUPの営業責任者三津田が「不動産売買における最新事例とDX必勝法」をテーマに登壇する予定だ。