TOKAS本郷で日韓作家5名による在ることの再演が2026年10月3日より開催へ
トーキョーアーツアンドスペースは、国際的な交流を促進するプログラムの一環として、TOKAS Project Vol. 9「在ることの再演」を2026年10月3日から11月8日までトーキョーアーツアンドスペース本郷で開催します。TOKASとソウルの提携機関との交流20周年を記念し、過去にレジデンス・プログラムに参加した日韓のアーティスト5名による作品を紹介します。展示空間に生の姿を再び立ち上げる行為を通じて、現代における生の本質を見つめ直す試みです。
自身の身体経験を軸に現実を捉え直す展示
芸術の歴史において、人間は絵画や彫刻、映像などを通じて生命の存在をつなぎとめようとし、舞台芸術などのライブ・アートでは身体表現を通じて現実世界の生を立ち現れさせてきました。
本展では、アーティストたちが観察した生の姿を展示空間に再び立ち上げる「再演」を通じて、記憶や感情といった固有の身体経験を含めた現実を肉体化し、現在進行形のものとして捉えていきます。フィクション、彫刻、デジタルメディア、身体表現など多様な芸術実践を通じ、現代における生の本質を探ります。
参加作家とそれぞれの実践
本展には、日韓を中心に活動する5名のアーティストが参加します。
三野 新は、韓国の龍山米軍基地や戦後占領期の歴史リサーチなどをもとに書き下ろした戯曲「温室/オンシル」の舞台となる温室を展示空間に立ち上げ、インスタレーションとして上演します。
キム・ドヒは、人間の生命の根源を象徴する「おへそ」を型取ったシリーズ作品《Navel Mountain》や鐘の彫刻作品《Navel Strike》を発表し、人々との関係から成る生のつながりを体感する場を作ります。
パク・ミンハは、人間の労働がロボットやAIに代替される現実を前に、デジタルに還元できない人間性や生命とは何かを映像作品を通して問いかけます。
ウン・ジェピルは、京劇の名女形である梅蘭芳(メイ・ランファン)の踊りを体現するパフォーマンスや銅版画作品を通じ、過去に存在した女形の姿を現代に蘇らせることを試みます。
ク・ドンヒは、超情報化社会に従属する現代の人々の意識や感覚を探る映像作品を通じ、日常生活の中で形成された身体的な習性や固定化された規範を揺さぶります。

会期中には、作家本人によるトークやパフォーマンスのほか、外部ゲストを招いたトークイベントなどが予定されています。

- アーティスト・トーク
日時:10/3(土) 15:00-17:00(日英逐次通訳、予約不要) 出演:ウン・ジェピル、キム・ドヒ、ク・ドンヒ、パク・ミンハ
- パフォーマンス|ウン・ジェピル
日時:10/3(土) 17:30-18:00(予約不要) 出演:ウン・ジェピル

- アーティスト・トーク
日時:10/10(土) 16:00-16:30(日本語のみ、日本手話通訳あり、予約不要) 出演:三野 新
- スペシャル・トーク「韓国の現代アートシーンについて」
日時:10/30(金) 17:00-18:00(日本語のみ、予約不要、手話通訳は事前申込制) ゲスト:紺野優希(美術批評家/インディペンデント・キュレーター) 会場:駐日韓国文化院5F ハンナレホール(東京都新宿区四谷4-4-10) ※展覧会会場と異なります
- 演劇パフォーマンス|三野 新
日時:11/7(土) 15:00-16:00(要予約、10/11(日)よりTOKASウェブサイトにて予約開始) 作:三野 新、演出:山本浩貴(いぬのせなか座)、出演:石川朝日

展覧会概要
- 展覧会名:TOKAS Project Vol. 9「在ることの再演」
- 会期:2026年10月3日(土)~11月8日(日)
- 会場:トーキョーアーツアンドスペース本郷(東京都文京区本郷2-4-16)
- 休館日:月曜日(10月12日は開館)、10月13日(火)
- 主催:トーキョーアーツアンドスペース(公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都現代美術館)
- ウェブサイト:https://www.tokyoartsandspace.jp/archive/exhibition/2026/20261003-7578.html

本記事はトーキョーアーツアンドスペースの発表をもとに作成しています。
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