台湾半導体の26年生産額9兆元超えへ AIや2ナノ需要牽引とレポート
ワイズコンサルティング グループは、台湾機械業界の動向をまとめた最新レポートを発行した。台湾の半導体産業はAIや2ナノメートル製造プロセスの需要に牽引され、2026年に生産額が9兆台湾元を超える見通しとなっている。レポートではこのほか、輸送機械や産業用ロボットの伸長、従来型機械産業の構造変化などを解説している。

半導体産業の生産額が拡大 26年は9兆元超えの見通し
台湾IC産業の2026年第2四半期(4〜6月)の生産額は、前年同期比39.5%増の2兆2,313億台湾元となった。AIやハイパフォーマンス・コンピューティング(HPC)向けの旺盛な需要が継続し、特にIC製造業が大きく成長している。TSMCの2ナノプロセス量産なども貢献し、26年通年の生産額は9兆元を超える見通しとしている。

輸送機械や産業ロボットが成長エンジンに
AIサーバーや半導体工場の拡張、製造業の人手不足を背景に、工場内物流向け機械や自動化設備の需要が拡大している。2026年第2四半期の生産額において、輸送・搬送機械は前年同期比33.1%増、産業用ロボットは同8.3%増となった。今後は単なる設備供給から、AIを活用した顧客課題解決型ソリューションへの進化が求められている。
大銀微系統がファウンドリー最大手から受注
ハイウィン傘下の大銀微系統(ハイウィン・マイクロシステム)は、半導体封止・検査向けナノ位置決めステージにおいて、ファウンドリー最大手からの直接受注を獲得した。露光・検査・計測といった最重要工程で標準採用され、半導体分野の売上構成比が50%を突破するなど、ハイエンド半導体装置向けへの事業シフトが進んでいる。
従来型機械はASEAN向け輸出が中国向け減少を補完
台湾従来型機械産業の2026年第2四半期は、金属金型がAI・EV向け需要で好調だった一方、産業機械は減少するなど明暗が分かれた。輸出面では、包装機械や金属加工工作機械においてASEAN・インド向けの需要が増加し、低調な中国向けをカバーする動きがみられる。従来型メーカーにとっては、ハイエンド化と輸出先分散による競争力強化が課題となっている。
吉本康志が代表取締役を務めるワイズコンサルティング グループの概要は以下の通り。
- 会社名:ワイズコンサルティング グループ
- 所在地:中華民国台北市襄陽路9號8F
- 設立:1996年11月
- URL:https://www.ys-consulting.com.tw/
本記事はワイズコンサルティング グループの発表をもとに作成。
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