おしりの腫れ・膿経験者の78.3%が病名知らず アイシークリニック調査
医療法人社団鉄結会 アイシークリニックは、おしりの割れ目付近の腫れ・膿・痛みを過去3年以内に経験した全国の20〜50代男女300名を対象に実施した「毛巣洞に関する意識・実態調査」の結果を公表しました。調査によると、症状経験者の78.3%が「毛巣洞(もうそうどう)」という病名を知らず、初発から医療機関を受診するまでの平均期間は2.7年に及ぶことが明らかになりました。また、日帰り手術が可能であることを知らなかった人は76.7%に上っています。
調査結果:8割弱が病名知らず、受診まで平均2.7年の実態
調査において、おしりの割れ目付近が繰り返し腫れたり膿が出たりする原因として「毛巣洞」という病気があることを知っていたか尋ねたところ、78.3%が「知らなかった」と回答しました。

症状が初めて出てから医療機関を受診するまでの期間については、53.0%が1年以上経過してから受診しており、平均期間は2.7年でした。また、症状が出た際の初期対応として、63.7%が市販薬の使用や放置などの自己対処を行っており、自分で膿を出そうとした人も12.3%存在しました。



座位姿勢との関連や日帰り手術の認知状況
生活習慣に関する質問では、症状経験者の68.7%が1日のうち座った姿勢で過ごす時間を「6時間以上」と回答しました。さらに、毛巣洞と診断された人の67.0%が週40時間以上の座位姿勢の仕事に従事している実態も示されています。
治療法に関する項目では、毛巣洞の治療として「日帰り手術」が可能であることを「知らなかった」と回答した人が76.7%を占めました。
疾患の特徴と治療法
毛巣洞は、おしりの割れ目(仙骨部)の皮下に体毛が入り込み、慢性的な炎症や膿瘍を形成する疾患です。自然治癒は期待できず、根治には外科的切除が必要です。
主な手術方法には以下の特徴があります。
- 切除縫縮術:病変部を切除し縫合する術式。手術時間は約30分〜1時間、傷の治り方は一期的治癒(1〜2週間)、再発率は約5〜15%、費用目安(3割負担)は約2〜4万円。
- 開放療法:病変部を切除し開放創で治癒を図る術式。手術時間は約20〜40分、傷の治り方は二期的治癒(4〜8週間)、再発率は約1〜5%、費用目安(3割負担)は約2〜3万円。
アイシークリニックの髙桑康太医師は、毛巣洞は自然に膿が出ると一時的に症状が軽減するため治ったと誤解されやすいものの、放置すると瘻孔が増加したり病変が拡大したりするため、早期の受診が重要であると指摘しています。
調査概要
- 調査対象:おしりの割れ目付近の腫れ・膿・痛みを過去3年以内に経験したことがある全国の20〜50代の男女
- 調査期間:2026年9月7日〜9月16日
- 調査方法:インターネット調査
- 調査対象人数:300名
本記事は医療法人社団鉄結会 アイシークリニックの発表をもとに作成しています。
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