岡山大学DS部、倉敷南高校で生成AIとSpotifyデータを活用した講座を開催
国立大学法人岡山大学は、岡山県立倉敷南高等学校において出前講義「データサイエンス講座」を開催した。同大学の公認サークル「DS(データサイエンス)部」の学生4人が講師を務め、同校の生徒が参加した。この講座は、データ分析への心理的ハードルを下げ、探究心を育むことを目的として実施された。




Spotifyの楽曲データを教材として導入
これまでの高大連携講座では地域のミクロデータ分析や生成AIの数理的背景の解説が中心だったが、今回は世界中のデータサイエンティストが集まるプラットフォーム「Kaggle(カグル)」が提供する、英語表記の「Spotifyトラックデータセット」を新たな教材として導入した。当日は、DS部の前田緑仁さん(経済学部4年)をはじめ、医学部や工学部の学生メンバー4人が講師を担当した。
生成AIの活用で高校数学の知識を実践
参加した生徒たちは3人一組のチームを結成し、疑似データサイエンティストとして「ヒット曲に隠された秘密を解き明かす」ミッションに挑戦した。生徒たちは生成AIのサポートを受けることで、プログラミングや英語表記といったスキルの壁を乗り越え、「散布図」や「相関係数」といった高校の「数学Ⅰ」で学ぶ知識を活用。仮説検証やデータの背景にある意味の考察という本質的な探究プロセスに短時間で集中して取り組んだ。
参加した生徒からは、英語のデータでも生成AIを使うことで抵抗なく分析でき相関係数が実際の音楽ヒット予測にどう使われているか実感できたという声や、データからヒットの法則を考える楽しさを体感できたといった感想が寄せられた。
各校のニーズに応じた探究伴走支援を推進


今年度のDS部は、生成AIを活用したデータ分析をはじめ、教員向けや生徒向けなど対象に応じた実践的な生成AI講座など、各高校のニーズや学習段階に合わせたセミオーダーメイド型の探究伴走支援にも取り組んでいる。
岡山大学は、学生の自主的活動を支援することを通じて、高校生の自律的なデジタル活用や探究活動を支援するための先端技術を取り入れた出前講座や高大連携プログラムを推進していくとしている。
本記事は国立大学法人岡山大学の発表をもとに作成。



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