北海道共和町とDMM、鳥獣対策を学ぶ体験型プログラムを11月に開催へ
合同会社DMM.comが展開するDMM 地方創生は、北海道共和町において鳥獣対策について学ぶ体験型プログラム「それは憎か、肉か」を2026年11月12日から15日に開催する。総務省の地域活性化起業人制度を通じて2026年4月より同町へ社員1名を派遣している同社が企画した。参加者の募集は2026年10月15日まで行われている。
共和町における鳥獣被害の背景とこれまでの取り組み
農業を基幹産業とする北海道共和町では、近年エゾシカ・ヒグマ・アライグマ・カラスなどによる農作物被害が拡大している。また、町内には捕獲個体を処理できる焼却施設がなく、捕獲後に解体して町外の施設まで運ぶ必要があるなど、高齢化や担い手不足が進むなかで作業を担う関係者の負担増が課題となっていた。


こうした状況を受け、DMM 地方創生から派遣された社員は町職員や地域関係者と連携し、鳥獣被害を取り巻く課題に対応してきた。具体的な事例として、生活圏内に侵入したクマを自治体の判断で銃猟できる緊急銃猟を想定した「緊急銃猟机上訓練」の実施や、農作物を守りながら町の課題や魅力を学べるカードゲーム「共和町らいでんトレカ」の作成などがある。
鳥獣の捕獲から活用までを学ぶプログラム内容

今回のイベント「それは憎か、肉か。」は、農作物に被害をもたらす鳥獣を地域の資源として捉え直し、捕獲から活用までの一連の流れを学ぶ内容となっている。2日間の日程で、シカ肉料理の試食のほか、くくり罠や箱罠の設置、エゾシカの解体、わな猟免許、人獣共通感染症、食肉処理、商品開発や販路開拓などを扱う。
講師には野生動物管理やジビエの衛生管理、食肉加工などの専門家を招く。また、11月14日には北海道で狩猟の現場やジビエの魅力を発信するインフルエンサー「ハンターちゃん」が登壇し、現状についての情報発信を行う。
イベントの詳細は以下の通り。
- イベント名称:共和町総合的鳥獣対策事業「まなびば」~それは憎か、肉か。~
- 開催日時:2026年11月12日(木)・13日(金)/第2回:11月14日(土)・15日(日)各日9:00~17:00
- 会場:共和町農業開発センター(農村環境改善センター)ほか(北海道岩内郡共和町南幌似38番地2)
- 対象:農業従事者、鳥獣対策や狩猟に関心のある方、地域に貢献したい方など(町外からも参加可能)
- 定員:各回30名
- 参加費:無料(交通費・宿泊費などは参加者負担)
- 募集締切:10月15日(木)
- 主催:共和町
- 運営:一般社団法人国産ジビエ認証機構
- 企画:DMM 地方創生(共和町地域活性化起業人)
- 詳細・申込URL:https://www.town.kyowa.hokkaido.jp/news/detail.html?content=422
今後の展望
DMM 地方創生は、本プログラムを契機に鳥獣被害への理解促進やわな猟免許の取得、地域活動に関心を持つ人の増加を図るとしている。また、捕獲鳥獣を活用した食文化づくりや商品開発、町内での処理体制の整備も見据え、捕獲・処理・活用・担い手育成まで地域が継続して向き合える仕組みを共和町とともに構築していく方針である。さらに、共和町で得られた知見をもとに、同様の課題を抱える他地域へ展開可能なモデルへの発展を目指すとしている。
本記事は合同会社DMM.comの発表をもとに作成。
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