チャリチャリ、熊本大学に初の国立大学ポート設置
シェアサイクルサービス「チャリチャリ」を運営するチャリチャリ株式会社は、2024年4月10日に熊本大学内に12箇所の駐輪ポートを設置したことを発表した。これは、国立大学へのポート設置としてはチャリチャリとして初めての試みである。
チャリチャリは、公共的な移動手段として地域に寄り添いながら成長を目指している。2018年2月に福岡でサービスを開始し、現在では名古屋市、東京都、熊本市、福岡県久留米市でもサービスを展開している。その中でも熊本市では、2年間にわたる「シェアサイクル実証実験事業」において、累計91万回以上の利用があり、2024年4月からは「熊本市シェアサイクル事業」を本格運用している。
熊本大学に対して熊本市とチャリチャリが共同でシェアサイクルポートの設置を要請した結果、学生や教職員だけでなく、地域の人々の利便性向上や交通課題解決のために駐輪ポートの設置が実現した。今回、黒髪、本荘、大江、宇留毛地区に計12箇所のポートを設置したことで、各キャンパスや大学病院、学生寄宿舎、国際交流会館といった主要拠点へのアクセスが向上し、地域活性化にも寄与することが期待されている。
チャリチャリは、今後も熊本市・熊本大学と連携を深め、社会における移動の新たな習慣を創造することを目指している。その一環として、店舗やオフィスの軒先、駐車場の一部など、未活用スペースをチャリチャリのポートとして活用することを提案している。これにより、普段使われていない場所が新しい価値として活用されることが期待されている。