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アドバンテック、NVIDIA JetPack 7.2の共同動作検証を完了

Advantech Co., Ltd(台湾、TWSE:2395)は、カメラエコシステムパートナー各社との協業により、同社のMIC-AIシリーズおよびMIBシリーズのプラットフォームにおいて、NVIDIA JetPack 7.2の動作検証を完了したことを発表しました。この協業により、顧客はNVIDIA JetPack 7.2をベースとしたAIビジョンアプリケーション構築時のシステム統合の複雑さを軽減し、導入までの期間を大幅に短縮できるようになります。最新のNVIDIA Jetsonソフトウェアスタックに基づき、産業用アプリケーション向けに即時導入可能なAIビジョンソリューションが提供されます。

NVIDIA JetPack 7.2を活用したAIビジョンパイプラインを検証

NVIDIA JetPack 7.2は、Jetsonプラットフォーム向けに次世代のAIおよびイメージングソフトウェアスタックを導入しています。これらのアップデートはエッジにおけるカメラシステムとAI推論パイプライン、リアルタイムビジョンアプリケーションとのインターフェイスに影響を与えるため、実際の運用環境での安定性と信頼性を確保するシステムレベルでの検証が重視されています。

今回の共同検証では、カメラドライバーの互換性、イメージングパイプラインの安定性、産業用途におけるマルチカメラ同期を含むエンドツーエンドのAIビジョンワークフローを対象としました。参画した各エコシステムパートナーは自社のイメージング技術を活用した検証を行い、高速検査、ステレオビジョン処理、マルチカメラ同期撮影など、実際の産業用ビジョン環境における互換性を確認しています。

NVIDIA JetPack 7.2を採用した検証済みプラットフォームは、メモリ使用効率とデータ転送効率の最適化により、高解像度イメージングとスケーラブルなマルチカメラ処理を実現します。パートナーとの検証済み構成では最大8チャネルの4Kビデオストリームの同時処理に対応し、産業オートメーション、ロボティクス、インテリジェント検査分野へのAIビジョン導入を可能にします。

さらに、NVIDIA® Jetson Thor™ 向けのマルチインスタンスGPU(MIG)機能をサポートしています。GPUリソースを独立した複数のインスタンスへ分割して複数のAIワークロードを同時実行できるため、障害物回避などの重要なタスクをマッピングなどの補助的処理から独立して実行でき、エッジAIアプリケーションにおける性能干渉の低減に貢献します。

ハードウェア基盤としては、MIC-743、MIC-742、MIB-741、MIB-742を含むMIC-AIおよびMIBシリーズプラットフォームが対象となっています。

産業用途に向けた導入準備済みソリューションを提供

今回の検証完了により、スマートファクトリー向け自動光学検査(AOI)、ロボティクスおよび自律走行搬送ロボット(AMR)のビジョンシステム、産業品質検査、インテリジェント監視システム、車載ビジョンシステムなどの産業用途に向けたソリューションの提供が可能になりました。

これにより顧客は、統合作業や検証の負担を軽減しながら、公式Yoctoサポート、NVIDIA Jetson SIPL API Package v2.0.0、NVIDIA Jetson Agent Skills、NVIDIA Jetson Thor™ 向けMulti-Instance GPU(MIG)などの新機能を活用できるようになります。

アドバンテックは1983年に台湾で研華股份有限公司として創設され、産業向けパソコンの開発を行っているメーカーです。日本法人のアドバンテック株式会社は1997年に設立され、2018年にはオムロン直方株式会社と資本業務提携を行っています。

  • 設立:1983年(日本法人設立:1997年)
  • 拠点:世界26か国95都市
  • 取扱製品:3,000を超える様々なIoT機器(2024年現在)
  • 実績:産業用PCの市場の世界シェア1位。42.5% (2023年版)(出典元:OMDIA)
  • 会社サイト:https://www.advantech.co.jp/

本記事はアドバンテック株式会社の発表をもとに作成されています。

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