インパクトHDがY Lineを子会社化、人気アニメグッズ販売を強化へ

インパクトホールディングス株式会社は、2024年9月2日、ライセンス商品を中心としたオリジナルグッズの企画・開発・製造・販売を行っている株式会社Y Lineの株式を取得し、連結子会社化したことを発表した。

Y Lineは、自社商品販売を行うオリジナルグッズ販売事業やオリジナルグッズ製造サポート事業(OEM事業)を手掛けており、主に人気アニメのグッズ企画・製造を行っている。SNSから自社ECサイトや卸売先が運営しているECサイトへの流入を促し、一般消費者へグッズ販売を行っている。特に中国を中心とした海外市場での販路拡大に力を入れており、海外市場は国内市場と比較すると市場規模が大きいうえに日本の高品質なグッズが少ないため、成長ポテンシャルがある事業であると見込んでいる。

両社ともに、消費者の需要や購買行動の変化などへ迅速に適応できるよう、SPエンタメ領域において新しい価値の創出・コンテンツやソリューションの企画・開発を行っている。両社の顧客やコンテンツホルダーとのネットワーク、プロモーションやグッズ企画・開発・製造ノウハウなどを連携させ網羅的に活用することで、両社が抱える課題解決に向けた事業シナジーを生み出し、持続的な事業の成長に近づくと判断したため、Y Lineの株式を取得し、連結子会社化する運びとなった。

今後は、主にインパクトホールディングスの連結子会社でキャラクターやVTuberなどのIPコンテンツを活用した付加価値の高い販促・マーケティング企画、コラボ商品企画などを手掛ける株式会社impact connectや、クリエイティブ・ライセンス開発などを手掛ける株式会社LINDAとの事業シナジーによりSPエンタメ領域での事業拡大を行っていく。

また、インパクトホールディングスグループの消費財メーカーや流通小売、外食企業などの顧客ネットワークや、各社が得意とするサービスや技術の相互補完により、日本国内だけでなく、アジアを中心とした海外に向けた事業拡大とサービス拡張の可能性を模索していく。