LINEマンガ運営のLINE Digital Frontier、イーブックイニシアティブジャパンと法人統合
LINE Digital Frontier株式会社は2024年9月1日付けで、完全子会社である株式会社イーブックイニシアティブジャパンと法人統合したと発表した。LINE Digital Frontier株式会社を存続会社、株式会社イーブックイニシアティブジャパンを消滅会社とする吸収合併方式での統合となる。
LINE Digital Frontier株式会社は、スマートフォンやタブレットで気軽にマンガ作品が楽しめる電子コミックサービス「LINEマンガ」を運営。一方、株式会社イーブックイニシアティブジャパンは、webを中心とした電子書籍販売サービス「ebookjapan」と、紙書籍オンライン販売サービス「bookfan」を展開している。2022年3月にLINE Digital Frontier株式会社が株式会社イーブックイニシアティブジャパンの株式を100%取得し、完全子会社化していた。
今回の法人統合は、組織・事業の効率化を図るとともに、両社が培ってきた電子書籍ビジネスに関する知見や経験を融合することで、事業の発展・加速を目的としている。統合後、LINE Digital Frontier株式会社は「LINEマンガ」「ebookjapan」「bookfan」の3サービスを運営し、サービス間のシナジー加速を図る。また、国内出版社との関係強化や作家発掘に注力し、日本国内の電子コミック市場の拡大と、作品・作家のグローバル市場への進出支援にも取り組む方針だ。
なお、「ebookjapan」「bookfan」は引き続き存続し、サービスの統合予定はないという。代表取締役社長の髙橋将峰氏は、「作家さま・出版社さまの大切な作品を多くの読者へと届けるとともに、webtoonをはじめとした日本の作品をこれまで以上に育てていき、『マンガの未来を創る』ために邁進いたします」とコメントしている。