マッチングアプリ業界団体「日本マッチングアプリ協会」設立
株式会社トゥエンティトゥは2024年8月28日、マッチングアプリ業界の健全な発展と利用者が安心してサービスを利用できる環境の整備を目的として「日本マッチングアプリ協会(Japan Online Dating Association、略称:JODA)」を設立した。
現代の日本社会が直面している少子化と未婚化の問題に対応するため、インターネットを通じてパートナー探しを行うマッチングアプリに注目が集まっている。しかし、マッチングアプリの利用者の安心・安全を確保するためのルールやガイドライン、業界全体の健全な発展を支える枠組みが十分に整備されているとは言い難い状況だ。
そこで、日本マッチングアプリ協会では、マッチングアプリのルールやガイドラインの整備、研修・セミナー・勉強会・カンファレンス等のイベントの企画および実施、マッチングアプリに関する研究およびコンテンツの開発、検定・認定の実施、会員間の協力体制の構築、関連団体等との連携、行政・議員等への政策提言などの活動を行う。
初めに、全てのマッチングアプリが公的証明書による本人確認などのルールの徹底、不正利用者への対応強化や利用者の情報詐称を防ぐ仕組みの構築を高い水準で行うことを目指し、ルールやガイドラインの整備を行う。また、マッチングアプリ業界の健全な発展のためには、サービス運営者であるマッチングアプリ事業者側の対応だけではなく利用者側の情報リテラシー・恋愛リテラシーの向上も必要だと考えており、利用者には研修・セミナーなどのイベントに参加してもらい、マッチングアプリへの理解を深めてもらう。
2024年内には、会員向け研修・セミナーのほか、マッチングアプリに関するメディア向け勉強会を開催する予定だ。また、2025年には関連団体との連携を進めていくとともに、マッチングアプリに関する研究・コンテンツの開発を行う。
2024年8月28日より、マッチングアプリ事業者およびマッチングアプリ情報メディアなどを対象に「日本マッチングアプリ協会」の会員募集を開始した。「日本マッチングアプリ協会」は営利を目的とした団体ではないため、入会金や会費などは必要ない。
株式会社トゥエンティトゥは「市場創造」をビジョンに掲げるIT企業で、合コンマッチングアプリ「コンパイキタイ」の開発・運営を行っている。「コンパイキタイ」は、主に合コン幹事同士のマッチングを行うサービスで、独自機能である「会社名検索機能」や、ユーザー同士が相互に評価を行う「評価・口コミ機能」がある。