サニブラウン、セイコーGGP男子100mに出場決定

2024年5月19日(日)、国立競技場で開催される「セイコーゴールデングランプリ陸上2024東京」の男子100mに、世界選手権2大会連続ファイナリストで日本歴代2位のタイムを持つサニブラウン・アブデルハキーム選手が出場することが公益財団法人日本陸上競技連盟から発表された。サニブラウン選手は、ブダペスト2023世界選手権男子100mで6位入賞し、日本人初の2大会連続ファイナリストとなった。彼の出場は2017年大会以来7年ぶりとなる。

サニブラウン選手は、3月の大会でパリ2024オリンピック参加標準記録(10秒00)に迫る10秒02の記録をマーク。今大会での参加標準記録突破、そしてパリ2024オリンピック日本代表内定が期待されている。

さらに、サニブラウン選手と同じく9秒97の自己記録を持つエマニュエル・マタディー選手(リベリア)も来日し、出場が決定している。マタディー選手は、2024年も60mでは6秒53、100mでは追い風参考ながら10秒04(+2.2)の記録を持つ。

この大会は、ワールドアスレティックスが主催するダイヤモンドリーグ以外の世界最高となるシリーズ「ワールドアスレティックスコンチネンタルツアー」最上位・ゴールドとして開催される。そのため、世界選手権を彷彿とさせる9秒台スプリンターの対決が見られることになる。

なお、ワールドアスレティックスコンチネンタルツアーは、ワールドアスレティックス(WA、世界陸連)が主催するダイヤモンドリーグ(2023年は14大会指定)以外の世界最高となるOne-Day競技会のシリーズ。コンチネンタルツアーは世界各地で開催され、ゴールド、シルバー、ブロンズ、チャレンジャーの4つのレベルに分けられ、これらのレベルは、競技会の質と提供される賞金によって決まる。本大会が位置付けられているWAコンチネンタルツアーゴールドは、2024年は世界で12大会のみ指定され、WAのワールドランキングのカテゴリー(格付け)で日本選手権(Bカテゴリー)より上位の「Aカテゴリー」に位置付けられている。これは、パリ2024オリンピック競技大会出場資格獲得を目指す海外、国内のトップアスリートにとって、ワールドランキングを向上させるために、重要な競技会となる。