ステルス値上げ実感率は90% 許容できない対策1位は容器底上げ マクロミル調査
株式会社マクロミルが運営するMacromill News事務局は、全国の18歳~79歳の男女3,000人を対象に実施した「ステルス値上げ」に関する調査結果を発表した。調査によると、生活者の90.1%がステルス値上げを実感しており、半数以上が購入前に店頭で手にした時点で気付いていることが分かった。また、企業の値上げ対策では「容器の底上げ・二重構造化」に対して約6割が許容できないと回答している。
生活者の9割がステルス値上げを実感 気付く商品は菓子類が上位
食品や日用品のステルス値上げを感じることがあるか尋ねたところ、「非常に感じる」が46.1%、「たまに感じる」が44.0%となり、合計で90.1%に上った。
ステルス値上げに気付くタイミングは「店頭で手にしたとき」が最多の55.0%で、次いで「パッケージを開封したとき」が46.6%、「実際に食べている・使っているとき」が42.4%となった。半数以上が購入前の段階で変化を察知している。
気付く商品ジャンルでは、「スナック菓子」が59.7%で1位となり、2位が「チョコレート・クッキー・ビスケット」(49.4%)、3位が「せんべい・米菓類」(36.7%)と、上位をお菓子類が占めた。


内容量以外では1個あたりのサイズ縮小が最多

内容量の減少以外でステルス値上げだと感じることについては、「1個あたりのサイズ・厚みの縮小」が49.7%で1位となった。特に女性は全年代で半数を超えている。

続いて2位は「具材の減少」(37.2%)、3位は「容器の底上げ・二重構造化」(33.5%)となった。容器については男性の40~50代、女性の40代で4割を示している。4位は「外から中身の量を見えなくする変更」(17.5%)で若年層で高い傾向が見られ、5位は「原材料のグレードダウン」(14.2%)だった。
価格維持と容量維持で意見が拮抗

普段購入する食品や日用品の値上げにおいて、価格と内容量のどちらを求めるか尋ねたところ、「価格が上がっても、容量を維持してほしい」とする容量維持派が53.0%、「容量が減っても、価格を維持してほしい」とする価格維持派が47.0%となり、ほぼ半々の結果となった。
許容できない値上げ対策は容器の底上げが最多
企業が商品の価格維持のために仕様を変更する場合に「許容できない」と回答した項目では、「容器の底上げ・二重構造化」が59.6%で1位となった。
2位は「原材料のグレードダウン」(52.5%)で、高年代ほど高い傾向にあり、70代は18~39歳の約1.8倍に上った。3位は「具材の減少」(50.2%)だった。また、「キャンペーン・ポイント付与の削減・廃止」については若い年代ほど許容度が低い結果となっている。
帝国データバンクの『「食品主要195社」価格改定動向調査 ― 2026年9月』によると、9月1日に値上げされた飲食料品は4,923品目に上り、2026年で最多、前年同月の約3倍の規模となっている。
調査概要
- 調査主体:マクロミル
- 調査方法:インターネットリサーチ
- 調査対象:全国18~79歳の男女3,000人(割付方法:令和2年度国勢調査 10歳刻みの人口構成比、18~29歳はまとめ上げ)
- 調査期間:8月31日~9月1日
- レポートURL:https://www.macromill.com/service/report/research-report-177/
- 備考:本文の数値は小数点第2位で四捨五入しているため、合計が100%とならない場合がある
本記事はマクロミル(マクロミル調べ)の発表をもとに作成しています。
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