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あしなが育英会 中学校進学の遺児らに5万円を給付する支援金制度を創設へ

一般財団法人あしなが育英会は、中学校に入学する遺児や親に障がいがある子どもを対象に、入学直前に5万円を給付する「中学校進学支援金」制度を創設します。初年度は2027年4月に中学校へ進学する予定の400人を募集します。制服代など入学準備の負担が大きい時期に経済的支援を行い、継続的な情報提供や体験機会につなげる方針です。

制度創設の背景と保護者が抱える課題

あしなが育英会はこれまで、心のケア活動やオンライン学習支援「ラーニングサポートプログラム」などを通じて小中学生の遺児らと関わる中で、中学校進学期における家庭の経済状況が学校生活や学び、将来の選択肢に影響を及ぼしかねないという課題を把握してきました。

制度創設に先立ち、同会の高校奨学生世帯のうち小学5年生~中学2年生の弟妹がいる保護者を対象にアンケートを実施したところ(回答数208人)、進学を控えた小学5、6年生の保護者からは、制服やジャージ、通学用自転車、学用品などの入学準備費用に対する経済的不安が最も多く寄せられました。同会はこうした困難が子どもの機会を狭めることを重く受け止め、高校生になる前の早い段階からサポートを行うため本制度の導入を決定しました。

中学校進学支援金制度の概要と申請方法

「中学校進学支援金」は、一人あたり50,000円を2027年2月に給付する返還不要の制度です(給付は1回限り)。

本制度の対象となるのは、以下の3つの要件をすべて満たす子どもです。

  • 2027年4月に中学校に進学予定の小学6年生
  • 病気や災害、自死で保護者(父または母)を亡くした(道路上の交通事故をのぞく)、または親に障がいがある(身体障害者福祉法、国⺠年⾦法、厚⽣年⾦保険法、精神保健及び精神障害者福祉に関する法律、労働者災害補償保険法に定める第1級から第5級の障がい認定を受けている)
  • 経済的な援助を必要としている

給付人数は400人で、申請受付は2026年10月1日~11月13日正午まで、同会ウェブサイトの「中学校進学支援金」ページよりオンライン申請を受け付けます。

一般財団法人あしなが育英会について

一般財団法人あしなが育英会は、病気、災害、自死等により親を亡くした子どもや、親に障がいのある子どもを支援する民間非営利団体です。現在約7000人の遺児たちが奨学金を受けて高校や大学等へ通っています(2026年9月現在)。奨学金事業のほか、「心のケア」やオンライン学習支援プログラム、サマーキャンプ、大学奨学生寮の運営、海外の遺児支援などを展開しています。

  • 設立:1993年4月
  • 会長:村田 治
  • 本部:東京都千代田区平河町2-7-5 砂防会館本館4F

本記事は一般財団法人あしなが育英会の発表をもとに作成しています。

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