データケミカル、Datachemical LABにPro版など新機能を提供へ
データケミカル株式会社は、材料開発のAI・機械学習クラウドサービス「Datachemical LAB(データケミカルラボ)」において、高度な解析手法を集約した「Pro版」を2026年9月17日より提供します。あわせて社内の共有フォルダと直接データをやり取りできる「SharePoint連携」や、過去の質疑応答を体系化した「ナレッジベース」も提供され、同サービス契約中のすべてのユーザーが利用可能となります。今回の機能追加により、技術者が高度な解析手法を段階的に取り入れられるようにするとともに、組織全体で解析成果や知見を共有・活用できる環境の整備を図ります。
高度解析機能「Pro版」で提供される2つの手法
Datachemical LABの操作画面に新設される「Pro版」では、従来の操作感を維持したまま、より高度な解析手法を利用できます。第一弾として「転移学習」と「ベイズ最適化-複数サンプル選択」の2つの手法が提供されます。
転移学習は、データが豊富な既存テーマの傾向を、データの少ない別テーマの予測に活用する手法です。新規テーマの立ち上げ初期や実験コストが高くデータ確保が難しい状況において、関連するデータ資産を活用することで予測の見通しを立てやすくします。利用時は転移学習の適用有無による予測精度をその場で比較でき、適した学習方法を選択可能です。

ベイズ最適化-複数サンプル選択は、次に実験すべき条件を指定した数だけ、互いに性質の異なる候補としてまとめて提案する手法です。目標への到達可能性と実験条件の多様性の双方を考慮し、1回の実験計画で幅広い可能性を検証できるようにすることで、条件探索の効率を高めます。


組織内のデータ共有と課題解決を支える新機能
あわせて追加される「SharePoint連携」では、Datachemical LABの画面からMicrosoft SharePoint上のファイルを直接読み込み、解析結果を指定フォルダへ書き出すことが可能です。接続認証にはMicrosoft Entra IDを用い、データやID・パスワードをデータケミカル株式会社側で預かることなく、ユーザー側のデータ基盤内で解析成果を資産として管理できます。同社はSharePointを皮切りに、他のデータ基盤への対応も順次拡充する方針です。
また「ナレッジベース」では、材料開発のデータ解析に関する質問と回答を検索・閲覧できます。技術面から導入方法、サービス内容まで幅広く網羅し、公開時点で約400件の質疑応答が収録されます。内容は同社が確認したうえでカテゴリ別に整理されており、製品内のAIチャットボットにも活用されているため、解析中の疑問を問い合わせることなくその場で解決できるよう支援します。
Datachemical LABおよびデータケミカルの概要
Datachemical LABは、同社CTOの金子弘昌(明治大学教授)が運営するデータ化学工学研究室の知見をもとに開発されたクラウドサービスです。2022年のリリース以来、大手化学メーカーを中心に70社以上に導入されており、マテリアルズ・インフォマティクス(MI, 材料設計)や分子設計、プロセス設計・管理など幅広い解析に対応しています。
- 会社名:データケミカル株式会社
- 代表取締役:吉丸昌吾
- 所在地:東京都渋谷区神宮前6丁目23-4 桑野ビル2階
- 設立:2021年10月
- 事業内容:化学・工学分野を専門としたAIクラウドサービスの提供
- 会社サイト:https://www.datachemical.com/
- お問合せ先:TEL 03-6778-2045 / E-Mail info@datachemical.com
本記事はデータケミカル株式会社の発表をもとに作成。
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