Dellows News

文京学院大学の貫井万里准教授の論考がじっきょう地歴・公民科資料に掲載へ

文京学院大学は、ヒューマン・データサイエンス学部の貫井万里准教授による論考が、実教出版株式会社の発行する『じっきょう 地歴・公民科資料』103号に掲載されることを明らかにした。掲載される論考の題名は「イラン人の不屈の精神の源流 ―『イラン人』アイデンティティの歴史的形成とイスラーム共和国体制の課題―」となっている。

論考の背景と大学の取り組み

国際情勢の複雑化に伴い、各国の政治体制や社会構造を歴史、文化、宗教、民族意識などの観点から多角的に理解する重要性が高まっている。今回の論考では、イランという国家の形成過程を歴史的・民族的な側面から捉え、「イラン人」アイデンティティの形成過程や、現代のイラン・イスラーム共和国が抱える課題について考察している。

学長を福井 勉が務める文京学院大学は、2026年4月にヒューマン・データサイエンス学部を開設し、人文・社会科学的な視点とデータサイエンス・AIの活用力を掛け合わせた文理融合型教育を推進している。教員の専門的知見を教育現場へ還元し、国際情勢や異文化理解に関する学びを支援する取り組みの一環として今回の論考が掲載される。

掲載資料集の概要

論考が掲載される資料集の概要は以下の通りである。

  • 書名:『じっきょう 地歴・公民科資料』103号
  • 発行所:実教出版株式会社
  • 発行日:2026年9月25日
  • 発行回数:年2回(4月・9月)
  • 発行部数:毎号30,000部
  • 配布先:全国の高等学校の地歴・公民科教員、各地域の教育センターなど
  • 掲載論考:「イラン人の不屈の精神の源流 ―『イラン人』アイデンティティの歴史的形成とイスラーム共和国体制の課題―」
  • 著者:文京学院大学 ヒューマン・データサイエンス学部 准教授 貫井万里
  • 掲載URL:https://www.jikkyo.co.jp/sys/wp-content/uploads/2026/08/chireki_koumin103-2.pdf

貫井万里准教授の研究とコメント

貫井准教授は、イランを中心とする中東地域研究を専門とし、政治、文化、社会、歴史、比較文化、異文化理解、社会運動論などの研究を行っている。

貫井准教授は論考について、「今回の論考では、高校生に向けて、外部からの圧力に対して『イラン国民』として結束する一方で、国内の政治的な圧力に対しては自由を求めてきたイラン人の不屈の精神の源流を、古代から現代にかけてのイランの歴史をだどりながら解説しています」と述べている。また、2026年2月にアメリカとイスラエルの攻撃によって開始したイラン戦争や、世界の原油の2割、肥料の3割が通過するホルムズ海峡の封鎖による物流への影響などに触れ、世界的に孤立しながらも屈しないイランの背景や、トランプ米大統領やイスラエルのネタニヤフ首相によるイスラーム体制打倒の呼びかけに市民が応えなかった理由について解説している。

本記事は文京学院大学の発表をもとに作成されています。

アクセスランキング

今日

1週間