若者の半数が健康に悩み パフォーマンス3割低下も
サントリー食品インターナショナル株式会社が、18歳から34歳の若年層を対象に「若者の心と体の健康に関する実態調査」を実施した。調査の結果、若年層の半数以上が健康や体調に悩みを抱えており、不調により仕事のパフォーマンスが約3割低下していることが明らかになった。
具体的には、普段悩んでいることとして「仕事・勉強」に次いで「健康・体調」が多く挙げられ、「美容」や「恋愛」を上回る結果となった。また、働く若年層の65%が心身の不調が職場の人間関係に影響していると回答。直近の仕事のパフォーマンスを自己評価すると、不調により約3割低下しているという。
深刻に感じる不調の第1位は、男性が「勃起障害(ED)の症状」、女性が「月経前症候群(PMS)の症状」だった。しかし、これらの不調に対処できていない実態も浮き彫りになった。
男性型脱毛症(AGA)の症状を深刻に感じている男性は81.7%に上ったが、ED症状については74.5%が深刻と感じながらも42.3%が対処できていないと回答。一方、女性は不眠症を最も深刻な不調として挙げたが、PMS症状については73.4%が深刻と感じつつ42.1%が対処できていなかった。
調査を行ったサントリー食品インターナショナルは、食品事業を通じて心身ともに豊かな生活の実現を応援するため、今回の調査結果を今後の活動の参考にしていくとしている。若年層の健康課題の実態が明らかになったことで、セルフケアの重要性が再認識される結果となった。