OLTAが高松信金と提携、クラウドファクタリングの提携機関が40機関に

OLTA株式会社は、2024年8月19日より高松信用金庫とクラウドファクタリング事業「たかまつしんきんクラウドファクタリング powered by OLTA」の提供を開始した。これにより、OLTAがクラウドファクタリング事業でOEM提携する地域金融機関は40に拡大した。

OLTAは2017年に日本初のオンライン型ファクタリングである「OLTAクラウドファクタリング」の提供を開始したパイオニア企業だ。AIを活用した審査などにより「はやい・かんたん・リーズナブル」なサービスを実現し、国内オンライン型ファクタリングを提供する法人のうち「提携銀行数No.1」で多くの中小企業に利用されている。2022年10月時点で累計申込金額は1,000億円を超えている。

 高松信用金庫との提携では、OLTAがWebサービスの企画・開発・導入および運用におけるコンサルティングを提供し、高松信用金庫は法人・個人事業主の顧客にサービスを案内する。顧客にとっては、普段から利用している金融機関のサービスに加え、OLTAが提供するクラウドファクタリングを利用することで、よりお気軽に短期・少額の運転資金が調達可能となる。

高松信用金庫は、少子高齢化、人口減少、人手不足、後継者不足などの構造的な衰退の懸念に加えて、原油高や物価高騰の影響などで先行きが楽観視できない地域経済状況のなか、「地域が厳しいときこそ信用金庫の出番である」との気概を持ち、事業者と個人の顧客に対する資金繰り支援、経営相談など、地域金融の円滑化に強い決意を持って取り組んでいる。OLTAとの提携は、顧客の利便性向上やコロナ禍で大きな影響を受けた中小企業の発展および地域経済の活性化に加えて、同金庫の業務効率化にも寄与する新たな取り組みだ。

近年、中小企業の新たな資金調達として、テクノロジーを活用した代替的な金融手法「補完金融(オルタナティブ・ファイナンス)」が注目されており、「OLTAクラウドファクタリング」に代表されるオンライン型ファクタリングの利用も急速に拡大している。2022年4月26日に中小企業庁により公開された『2022年度 中小企業白書』では、「中小企業の新たな資金調達手段であるオルタナティブ・ファイナンス(補完金融)」として「OLTAクラウドファクタリング」が取り上げられており、オンライン型ファクタリングを含むオルタナティブ・ファイナンスのさらなる発展が推測されている。

提携機関一覧

◆銀行 以下27行
(2020年)
 群馬銀行、十六銀行、青森銀行
(2021年)
 鳥取銀行、筑邦銀行、八十二銀行、肥後銀行、四国銀行、池田泉州銀行、秋田銀行、三十三銀行、愛媛銀行、北日本銀行、沖縄銀行
(2022年)
 静岡銀行、きらぼし銀行、山梨中央銀行、清水銀行、紀陽銀行
(2023年)
 福島銀行、東和銀行、沖縄海邦銀行、宮崎太陽銀行、西日本シティ銀行、スルガ銀行、名古屋銀行、愛知銀行
◆信用金庫 以下12金庫
(2022年)
 桐生信用金庫
(2023年)
 芝信用金庫、帯広信用金庫、岡崎信用金庫、北伊勢上野信用金庫、静清信用金庫、大阪商工信用金庫、松本信用金庫、玉島信用金庫
(2024年)
 浜松いわた信用金庫、宮崎第一信用金庫、高松信用金庫
◆信用組合 以下1組合
(2024年)
 長野県信用組合


計40金融機関(2024年8月19日時点)