都道府県別の学習時間ランキング、山口県が1位に

bondavi株式会社は、集中アプリ「集中」のデータを基に、都道府県別の自主学習時間を集計した。その結果、全体的に都会の方が学習時間が長い傾向が確認された。

これは、都会では受験などの競争が激しいことが影響している可能性がある。一方で、最も学習時間が長かったのは山口県で、全体的な傾向とは一致しない結果となった。現時点では、その理由は明らかになっていない。

集計は、集中アプリ「集中」の行動データを都道府県別に分析することで行われた。同社が別途実施したアンケートでは、「集中」のユーザーの90%以上が学習目的(72.4%が学生、18.8%が社会人)でアプリを利用していることが判明している。このため、今回のデータは主に学生の学習時間を反映したものと考えられる。

都道府県を人口密度順に並べると、人口密度の高い都道府県ほど学習時間が長い傾向が見られた。人口密度上位5都道府県と下位5都道府県を比較しても、この傾向は確認された。

都会では年齢が低い頃から受験競争が激しく、学習の動機となる競争が強い傾向にある。今回のデータの背景には、そのような競争社会が一因としてあるのかもしれない。

一方で、学習時間が最も長い山口県は人口密度が高いわけではなく、それだけでは説明がつかない結果となった。現時点では十分な説得力を持つ説は見つかっていない。