VRChatでNPCアバター実現へ、メタバースクリエイターズが新システム

株式会社メタバースクリエイターズは、VRChat上でお気に入りのアバターやキャラクターの3Dモデルを設置するだけで、NPCとしてワールド内で動き出す「AvatarNPCシステム」を発表した。同時に、対応したワールドとアバターの販売も開始している。

AvatarNPCシステムは、所属クリエイターの黒鳥氏が開発したもので、アバターモデルがノンプレイヤーキャラクター(NPC)となって自動でワールド内を動く仕組みだ。ユーザーは「AvatarNPC対応ワールド」を購入し、手持ちのお気に入りのアバターやキャラクターをワールドアセット内に設置するだけで、簡単に”お気に入りキャラクターとの共同生活”が実現できる。

第一弾として販売開始するAvatarNPC対応コンテンツは、コクリコ氏制作のワールド『EuropianHouse』(3,000円)と、研究員ケミカル氏制作の猫モデル(1,000円)。8月末までは30%オフキャンペーンを実施中だ。

VRChatではワールドやアバターのデータをアップロードし、自分用だけのワールドやアバターとして設定することが可能。自分好みのメタバース生活を送るため、自らワールドを制作したり、購入したワールドの家具やインテリアを自分好みにカスタマイズし、HOMEワールドに設定するユーザーも増えてきた。こうした状況を踏まえ、お気に入りアバター・キャラクターと暮らせるワールドを誰でも簡単に実現できる仕組みを提供することで、さらに自分らしく楽しいメタバース生活を実現出来ると考え、AvataNPCシステムと対応コンテンツを開発したという。

今回の販売開始に合わせ、「初期パートナー」として若干名のワールドクリエイターとアバタークリエイターを募集。将来的にはAvatarNPCシステムをオープンソースとして提供していくことも検討しているとのことだ。